給付型奨学金 デメリット。 返還不要!《給付型奨学金》の仕組み・対象者・デメリットをFPが徹底解説 (2020年1月8日)

給付型奨学金の審査の条件は?ブラックリストや借金があっても大丈夫?

給付型奨学金 デメリット

奨学金の種類を理解しよう 奨学金にはいくつか種類がありますので先に全体像を把握しておきましょう。 大きくは返済が不要な「給付型」と返済しなければならない「貸与型」に分かれます。 その他としては国の教育ローンがあります。 ご自身の状況やご家庭の家計状況等を踏まえて、最適な奨学金を見つけてください。 奨学金 【A-1】 給付型 返済が不要な奨学金です。 応募条件は成績評定3. 5以上等と貸与型に比べて厳しいものが多いです。 最近では、大学独自の給付型奨学金のほか、住まわれている自治体、スポーツ振興団体等が設定しているもの等、選択肢も増えて来ていますので、インターネットや学校の進学課等で良く調べてチャレンジしてください。 【A-2】 貸与型 利息なし 「借金」です。 卒業後に返済しなければならない「貸与型」の奨学金です。 代表的なものは皆さんもご存じの通り、日本学生支援機構の第一種奨学金(高校の成績の平均が3. 5以上)です。 他にはNPO団体が提供するあしなが育英会等(遺児等が対象)の奨学金制度もありますので、日本学生支援機構の第一種の応募条件を満たさない人や採用されるか不安な人は、他の奨学金制度も探し、併願すると良いと思います。 【A-3】 貸与型 利息あり 「借金」です。 卒業後に返済しなければならない「貸与型」の奨学金です。 ほとんどの奨学生は、この日本学生支援機構の第二種奨学金を利用しています。 教育ローン 【B-1】 貸与型 「借金」です。 使用目的を教育関係に限定したローン(貸付)の事で、国の教育ローン、各銀行・金融機関の教育ローンがあります。 貸付対象は保護者となります。 学校納付金相当額として、入学金相当30万円、期間内の授業料相当54万円(年額)を支給する。 月額奨学金として、自宅生には月額5万円、自宅外生には月額10万円(東京23区内在住者は月額12万円)を支給する。 ・ 指定する大学に所属する医学・薬学系、バイオ学系、理工学系、工学系、情報学系に在籍している学生で次の条件に該当し、学部長又は学科主任教授の推薦を受け、かつ学校推薦を受けた者。 ・ 大学院修士課程 博士前期課程 において自然科学系分野を専攻する学生に対し、在学中の奨学金を支給するプログラムです。 当会の定める推薦依頼校を通じて募集を行い、学部4年次に予約採用を行います。 年間110万円(最大)が 給付(返済不要)されます。 学生本人および保護者の方がお申込み出来ます。 ・ 成績優秀でかつ経済的理由により修学が困難な学生に対して、一人20万円の奨学金を給付します。 弘前大学育英基金は、弘前大学の前身である官立弘前高等学校を卒業され、東京大学を経て弁護士として活躍されている岩谷元彰氏からのご厚志で設立された奨学金制度です。 ・ 横浜国立大学の学部の正規課程に在籍する2年生の学生(留学生除く)で、成績優秀でかつ経済的理由により修学が困難な者を対象とし、他のとの併用不可です。 (月額5万円 ・ 「教育」及び「食」に関する分野の支援事業を行い、我が国の次代を担う有為な人材の育成に寄与することを目的とした奨学金制度です。 他のとの併給可です。 (月額4万円 その他、 奨学金とは ~なんのための制度なのか~ 奨学金という言葉は良く耳にします。 多くの方が奨学金と言えば、日本育英会を思い起こすと思います。 日本の奨学生のほとんどはこの日本育英会の奨学金を利用していますが、そもそも奨学金制度とは何のためにあり、どのような制度なのか、全体像を理解出来ている人は少ないと思います。 奨学金は、 次世代の社会を担う人材育成のため、十分な学力や能力を備えているにも関わらず経済的な理由で進学出来ない人に、学費を支援するための制度です。 ここで認識して頂きたい事は、学費支援は「手段」であり本来の「目的」は次世代の社会を担う人材育成のためです。 現在の日本の奨学金制度を見ると、残念ながら、奨学生のほとんどが、卒業して新社会人となった時点で多くの借金を抱える貸与型の奨学金を利用しており、借金の返済という重荷を持った状態で社会人をスタートし、奨学金返済のために副業したり、中には自己破産するような若者もいたりと、日本の奨学金制度について見直すべき点は多いものと考えます。 奨学金を返せない若者~自己破産等のケースも~ 支援機構の奨学金返済を3カ月延滞すると、信用情報機関に登録(ブラックリスト入り)され、9カ月延滞すると一括返済の訴訟を起こされる。 埼玉県に住む30代の男性は、私立大理系学部に通った4年間で合計300万円の貸与を受けた。 卒業して契約社員で勤めた会社は倒産、その後は派遣社員として働いていた。 奨学金の返済額は毎月およそ1万5000円だったが、他の金融機関からの借り入れで返済するうちに借金額が膨れ上がり、最終的に自己破産を決意した。 滞納者として登録されてしまうと住宅ローンをはじめ各種のローンが組めなくなります。 滞納を解消しても、奨学金返済が終わってから5年後まで登録され続けます。 滞納した場合、奨学金返済期間が20年だった場合は、返済開始日から25年後まで住宅ローンが組めなくなります! 22歳で大学を卒業した場合、 47歳まで住宅ローンが組めません! 給付型奨学金のメリット、デメリット <メリット> メリットは何といっても「返済が不要」の奨学金と言う事です。 大学独自の給付型奨学金の他にも、企業が設けている給付型奨学金もあります。 こちらは返済不要というメリットに加えて、その企業に採用して貰える場合もあります。 就職活動は想像以上に大変なので、その負担がなくなることで、有意義な学生生活(自分の研究等に集中する等)を送る事が出来ますので、積極的に利用する価値はあります。 ただし企業の奨学金は、理系学生を対象とするものが多く就職先も研究職等となる事が多いようなので事前によく調べてから応募してください。 <デメリット> 無利子のため積極的に活用したい給付型奨学金ですが、応募条件や採用人数が少ない等、まだまだ狭き門の状態です。 また、他の奨学金との併願が不可の場合もありますので応募条件を良く確認しましょう。 採用される給付型奨学金の応募理由を紹介 給付型奨学金に採用されるための応募理由の書き方に悩まれている方はいますか? 民奨では、実際にどういう応募理由(奨学金を必要とする理由)が採用されているのか、少し紹介します。 親はフルタイムで働いていますが大学進学は厳しいものがあります。 金銭的な理由で学ぶことを諦める事はとてもつらいです。 これからの夢ある大学生活のため、貴奨学金に応募を致します。 父を病気で亡くし、現在まで母一人で育ててもらいました。 母は年齢的に無理が出来ないため、定職にについておらず不定期なパート収入で暮らしていて、大学資金を用意できない状況です。 私は幼いころに両親からの虐待により、児童養護施設で育って来ました。 親は生活保護を受給しているため、経済支援はまったく期待できません。 このような状況のため奨学金の援助がなければ、夢をかなえることも、進学もする事ができない状況です。 いかがでしたか。 特に難しい事を書く必要はありませんので、奨学金を必要とする理由を、ご家庭の状況をあるがまま記載すると良いです。

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返済不要の給付型奨学金とは?申し込み方法やデメリットをFPが解説!

給付型奨学金 デメリット

こんにちは、お金に関するメディアサイト「お金の森」管理人の金森いちろうです。 さて、そろそろ今年も終りますね。 年が明ければ大学受験なんかも始まります。 今、こちらを閲覧なさっている方の中にも 奨学金の利用を検討なさっている方がいらっしゃるかもしれません。 奨学金…政府与党が2万人を対象に給付型奨学金の制度設計をすることを公約に掲げるなどして再び注目されています。 学生団体のデモ活動などで奨学金に対する訴えがあったことも、皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか。 なぜ奨学金がデモ活動で取り上げられるのか、それは日本の奨学金事情に問題があるためです。 現代日本の奨学金制度には問題があり、その問題を知らないまま利用すると社会人になってからの生活にも大きな問題を与えかねません。 ええっ!奨学金って学生のための支援制度じゃないの? そういう印象をお持ちの方、今のままでは危険です! 当記事では奨学金の問題点と、これからの奨学金についての考察を記載しましたので、ぜひご参考にしてください。 奨学金には2つのタイプがある 厳密には2種類ではないんですが、奨学金は大きく2つに分けることができます。 一言で言えば 「返す必要がある奨学金」と 「返す必要がない奨学金」の2種類です。 それぞれの奨学金の特徴についておさらいしておきましょう。 貸与奨学金 貸与 たいよ 奨学金と言います、こちらが「返す必要がある奨学金」です。 名前の通り、公的団体・民間団体が学生にお金を貸し与えるという形になっております。 貸与奨学金にも2種類あり、第一種奨学金と第二種奨学金という区分です。 第一種は無利子、第二種は利子がかかる奨学金となっています。 返済は卒業後に月賦で返還していく形式となっており、就職した後に毎月返済していくことになるのです。 給付奨学金 こちらが冒頭で説明した給付型奨学金です。 給付型奨学金は今年の参議院選挙でも注目されていて、自民党・民進党・公明党・共産党・社民党が公約に掲げていました。 どの政党が勝利しても給付型奨学金を公約に掲げている政党という状態になっていましたが、実際には自民・公明が勝利を収めましたね。 政府与党はこの度「2万人」に対して給付奨学金を支給する方針で現在動いております。 2万人が返済する必要のない奨学金を毎月3万円給付されることになっているのです。 の目次に戻る 安易に「貸与奨学金」を使わない! 簡単に貸与奨学金と給付奨学金について解説しましたが、ここではっきりとさせておきましょう。 ですが、実際にどの程度の金額を返済していくことになるかという点についてはイメージしづらいかもしれません。 そこで、奨学金団体の「日本学生支援機構」で借りるとどうなるか、利子付きの第二種のケースで見てみましょう。 50,000円を48ヶ月借りるのですから、合計240万円借りることになります。 この240万円を卒業後に返納していくというのが貸与型奨学金のシステムです。 簡単に言いましたけどね…仮に毎月1万円ずつ返済していったらですね… 皆さんは 20年間、毎月1万円を返済していくことになるんです 20年ですよ、20年。 20代・30代は毎月毎月借金の返済に迫られるんです。 あくまで、これは仮のケースで、しかも利子を計算に入れていません。 奨学金なんてご大層な名目ですが、実態は利息も支払いますので金融商品と大して変わりありません! そして、返還例を見ていただくとわかると思いますが、返還は毎月「16,769円」です。 学生の皆さんには時給感覚で説明したほうがわかりやすいかもしれません。 時給1,000円のアルバイトでしたら、16,769円という金額を生み出すためには16時間以上働く必要があります。 16時間ということは労働基準法で言えば1日の労働時間は8時間、16時間=2日分の労働時間ということになりますね。 つまり、皆さんは社会人になる前から 毎月2日間タダ働きをすることが約束されるわけです、しかも 15年間。 貸与型奨学金の罠 はっきり言って、罠っていうほど大層なものではないのですが、貸与型奨学金には罠めいたものがあります。 まずはネーミングですね「奨学金」という言葉にはどことなくポジティブなものを感じませんか? 「頑張る学生を奨励する制度」というニュアンスですから、「毎月2日間タダ働きをすることが約束された借金システム」という言葉よりずっと聞き心地がいいですよね。 そして、貸与型奨学金の最大の罠は 「借金という感覚が薄められている」という点にあります。 金融業者の常套手段として代表的なのは「債務者がお金を借りている感覚を無くす」という手段が挙げられます。 皆さんは「リボ払い」という言葉を聞いたことがあるでしょうか、あれこそが「借りている感覚が無くなる」サービスの代表例といえるでしょう。 リボ払いは購入金額を分割して、後払いしていくという方式をとっています。 そのため商品を購入していると同時に「借金」をしていることになるんですが、後払い且つ分割払いという要素で徹底的にその感覚を薄めているのです。 そうして薄められた借金感覚によって破滅している人が多くいるのがリボ払いというシステムです。 お気づきでしょうか、 貸与型奨学金もほとんどリボ払いに近いんですよ! しかも「奨学金」というネーミングにして「借金」という感覚を薄めているという二重の構えです。 学生時代の間は返済する義務がないので借金をしている感覚を持っていない人なんかもいます。 そういう人が4年後に気付くんです、自分がいつの間にか高額な借金をしていることに…。 以上が貸与型奨学金の 「罠」です。 大人からすればすぐに気づける罠かもしれませんが、学生にとっては中々気づけない罠です。 貸与型奨学金の実態を知ったうえで、計画的に借りるのでしたら貸与型奨学金も悪くはありませんが… 実際には「借金をしている感覚」が薄まった状態で利用を考えている学生が多いんです。 これは大きい問題です。 借金をしているという感覚を持つことが大切 私は何も「借金」という行為をけなしているのではありません。 「借金をしている感覚が薄まった学生が借金めいた制度を利用している」という現状を問題視しているだけです。 貸与型奨学金制度ばかりが先行してしまっている日本の教育界には問題があるといえるでしょうね。 貸与型奨学金を利用したいということでしたら、必ず「借金をしているという感覚」を意識して利用してください。 長期に渡って奨学金を返済するスケジュールを立てるといった計画性が無いと、卒業後に苦労することになりますよ? 計画性が無いままに奨学金を借りて、卒業後に「日本の教育業界には問題がある!」なんて騒ぎ散らすなんてことの無いようにお願い致します。 の目次に戻る 給付型奨学金で教育格差を埋められるか ようやく、この度、政府が給付型奨学金の本格的な導入に向けて重い腰をあげました。 2万人を対象とした給付型奨学金制度が平成29年より実施されます。 財源が確保できているか疑わしいらしいですが、とりあえず実施されるようです。 喜ばしいことですね、財源が確保されているかは疑わしいらしいですが。 ですが、私としては「給付型奨学金導入で教育格差は無くなる!めでたしめでたし!」とはならないと考えております。 そもそもですね、 元の学費が高くなりすぎなんですよ。 私立が高いのは仕方ないことかもしれませんが、国公立大学の学費まで高くなるのはどう考えても問題です。 奨学金の給付も大切かもしれませんが、 基本の学費の見直しも検討しなければならないのではないでしょうか。 こんな偉そうなこと言っていますが、財源がなければどうしようも無いんですけどね財源が。 ですが、教育とは未来への投資です。 ここで教育費をケチれば日本から未来は無くなってしまうでしょう。 そのための第一歩として今回の給付型奨学金はそれなりに有効なものかもしれません。 後は「やる気があるけれど経済的に苦しい」という 本当に給付型奨学金が必要な学生に対して給付できるかにかかっているのでしょう。 そんな学生に給付型奨学金を受け取ってもらえれば日本の教育界に一つの前進を見ることが出来るはずです。 何もかもが曖昧なのは 財源が確保できていないからですね。 身近な人のちょっとした余談 今回の記事とは関係ないですが、リボ払いつながりでちょっとした余談をさせてください。 みなさん、ACマスターカードってご存知ですか? ACマスターカードは、カードローンでおなじみ消費者金融のアコムが発行しているクレジットカードです。 巷では、他社と比較して審査に通りやすいと口コミ評判で人気のACマスターカード。 ACマスターカードは、学生の方でも申し込みできる上、申し込みしたその日にカードを受け取ることができます。 例えば、大学生の海外旅行で少しだけお金が足りないなんてときは、ACマスターカードを作ると海外でもお金に困らず便利です。 ACマスターカードという名前の通り、Masterブランドが付帯されているので世界中で使える上、さっきも言ったように即日発行ができます。 旅行直前の慌ただしいときでも、余裕をもってカードを作れるところはメリットじゃないかな、と思います。 ただ、奨学金の落とし穴と同じように、ACマスターカードにも実は落とし穴があります。 それは、ACマスターカードは、基本、リボ払いしかできないクレジットカードだということです。 リボ払いだということを知らずに使って、あれ? こんなの知らなかったよ! とビックリする人も多いんですよね。 なので、奨学金の落とし穴だけでなく、意外と陥りやすいACマスターカードの落とし穴についても軽く触れた記事を書いてみました。 ACマスターカードは、大手消費者金融のアコムのクレジットカードなので、学生も社会人も利用を検討している人も多いのではないでしょうか。 以下の記事は、ACマスターカードのメリット・デメリット・口コミ・審査について解説しているので、興味のある人は読んでみて欲しいです。 【解説】 ACマスターカードは、支払いがリボ払い専用になっており、カードローン機能も付いているため、ちょっとした危険もあります。 しかし、ときに、有意義な生活を送るために必要なこともあります。 使い方を誤らなければ、とても便利なクレジットカードなので、計画的に利用してみてくださいね。

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給付型奨学金とは | 民奨(ミンショウ)

給付型奨学金 デメリット

これについてTwitterでは様々な声が上がっています。 もう奨学金って言うの辞めようよ。 — 林田 光弘 mitsuhiro411 Twitter上では批判的な意見が多い一方で、このような意見もちらほら。 学生の時、奨学金制度を利用しました。 34歳で繰り上げ返済し全額返しました。 奨学金の滞納が増えているみたいです。 わたしにしたらあり得ない話です。 身体の都合が悪くなり、返せないならわかります。 働けるのに返さない。 給与が少ないから返せない。 なら 、もっと働いて返そうよ。 — SUIHANKI mmmiiiisssssa 現状では、奨学金制度の見直しについては反対の声が多いようです。 現在奨学金を返済しながら金融ライターとしてローン商品に関わっているJinとしては見過ごせないこの問題。 上記のような意見も理解できますが、ここでは両方の意見を見たうえで冷静に今回の保証料徴収について見解を述べたいと思います。 コロナウイルスによる影響を受け、収入が減ってしまい学費の支払いが難しい方もいるかもしれません。 現在そのような方を対象にしたの受付が始まっています。 しかしそうした制度は申し込みから借入までに時間がかかってしまうのが特徴。 また融資をうけられたとしても、通う学校の学費や経済状況によってはまだ足りないという方もいるでしょう。 そこで公的融資を受けるまでのつなぎ融資・学費の補助として、即日融資が可能な消費者金融のカードローンを利用するのも一つの方法です。 初回30日間無利息サービスがあるため、公的融資での借入後、消費者金融でつないだ分は無利息で返済できます。 融資を急がれる方はやなどの消費者金融を検討されるとよいでしょう。 奨学金制度の見直しに至った経緯と意図は? 日本の奨学金制度は、無利子の第一種奨学金 1943年開始 と、有利子の第二種奨学金 1984年開始 の二つがあり、長い間運営されてきました。 (こんなに昔からあったんですね…) また日本学生支援機構は独立行政法人であり、利益を求めない「非営利組織」です。 そのため金利も令和元年度 2019年4月1日~2020年3月31日時点 では、 変動金利で0. こうしたことから、延滞などで未返還金が増えると制度の維持が難しくなるんです。 近年では、学費の上昇や非正規雇用の増加などを理由に返済が不可能になる方が増え、それにともなって自己破産も増えてきました。 こうして制度の維持が難しくなったことから、見直しが図られることになったのです。 これまでの奨学金制度は、保証人を立てる「人的保証」と保証機関に保証料を支払う「機関保証」の二つでしたが、制度が見直されると 「機関保証」に一本化されます。 人的保証の利用率は全体の半数を占めていましたが、返還金の回収率が悪いことも今回の見直しの要因であることは間違いありません。 奨学金にからむ自己破産は16年度までの5年間で延べ1万5,338人。 内訳は本人が8,108人(うち保証機関分が475人)で、連帯保証人と保証人が計7,230人だった。 日本学生支援機構も、突然「もう貸せません」と言って奨学金の貸与を止めるわけにはいきません。 (学生さんも困ってしまいますよね) そうならないようにするために、前もって制度の安定を図ろうというのが今回の話。 これまで奨学金の返済について様々なニュース、問題が取り上げられてきました。 今回の件ではっきりしたのが、長年制度を運用してきた中で遂に、「 制度の見直しを迫られるほどに奨学金制度の維持が危うくなっている」ということでしょう。 これを知って貸す側、借りる側がどう考え、どう行動に移すかが今後問われることになります。 奨学金制度変更によるメリット 奨学金制度の見直しのニュースが報じられると、ネット上では先に挙げたように「学生の負担が増える」、「奨学金という制度自体を見直すべき」という声が相次ぎました。 批判の声が多いこの問題ですが、Jinが気になるのは奨学金を借りる側にメリットがあるの?という点です。 Jinもほんの数年前までは学生だったので、当初このニュースを見た際には、とても驚きました。 しかし同時にこの制度の見直しによって、明確なメリットがあることも忘れてはいけないと思ったのです。 結論から言えば、制度変更で考えられるメリットは以下の三つです。 返済が不可能になったときに、親子での自己破産の連鎖がなくなる• 保証人の支払い金額をめぐるトラブルが起きなくなる• 奨学金制度の安定が図られる 1. 親子での自己破産の連鎖がなくなる 親子での自己破産の連鎖について、2018年に朝日新聞でこのような記事が取り上げられました。 国の奨学金を返せず自己破産するケースが、借りた本人だけでなく親族にも広がっている。 過去5年間の自己破産は延べ1万5千人で、半分近くが親や親戚ら保証人だった。 現在の奨学金の人的保証では、親が連帯保証人になっていることが多いでしょう。 万が一本人と親が返済不可能になった場合は、本人・連帯保証人とも自己破産をせざるを得なくなっていたのがこれまでの状況でした。 今後はこのような事態が起きなくなることを考えれば、上記のように保証人となったことで苦しい状況に陥ることもなくなります。 保証人の返還する金額をめぐるトラブルが起きなくなる 同じ年にはこのようなニュースも話題になりました。 国の奨学金を借りた本人と連帯保証人の親が返せない場合に、保証人の親族らは未返還額の半分しか支払い義務がないのに、日本学生支援機構がその旨を伝えないまま、全額を請求していることがわかった。 しかし自己破産の連鎖の件からお分かりのように、本人が返済できない場合に保証人が代わりに返済する義務を負っています。 日本学生支援機構にどのような意図があるかは定かではありませんが、保証人に法律・金融の知識がない限り、そのまま全額請求されてしまうことが批判を集めました。 前回のコラムでもこれらのニュースは取り上げていましたが、奨学金の制度が見直されれば、返済に関して困難な状況に陥ってしまうことはありません。 デメリットばかりが話題になっていましたが、こうしたメリットもあるんですね。 一方で普通に奨学金を返済できる方にとっては、保証料を徴収されるだけでメリットはないということに…。 それでも、こうした問題が今後起きなくなるという意味ではやはりメリットと言えます。 奨学金制度が維持される 機関保証では、万一奨学金を借りている方が返済不能におちいった時、その方に代わって日本学生支援機構に返還残額の支払いを行うんです。 その後保証機関は、返済ができなくなった方に一括で返還残額の請求を行うことになっています。 これを代位弁済というんですが、詳しいことはまたどこかで…。 ともかく保証機関から返還残額を返済されるため、返還金は日本学生支援機構に返ってくることになるんです。 これはつまり奨学金制度が維持されることを意味します。 ただ長期延滞・自己破産などで未返還金が増加した場合に、保証機関がどこまで持ちこたえられるかが課題ですが…。 奨学金制度変更によるデメリット そしてJinが最も気になるのは、今回の制度の見直しによるデメリットです。 日本学生支援機構のHPにある資料から確認• 同サイトにある貸与・返還のシミュレーションから確認 上記の方法で確認してみると、Jinの場合、第二種奨学金で480万円を借り、毎月10万円が支給されていたので、月5,400円ほどが天引きされることに…。 毎月の生活費や教材費、交際費など学生の時に必要になる費用はさまざま。 生活が苦しい学生の方にとっては、数千円の減額でも影響は大きいですよね。 現在の金利では変動金利は0. Jinは第二種奨学金を変動金利で480万円借りたので、現状総返済額は480万4000円ほどになります。 制度が見直しされた場合だと、総返済額は506万円ほどですが、自分の場合それでも返済に困るほどの金額ではないと思っています。 民間のローン(銀行含む)と比べるとそれでも 破格の低金利ですし・・・ ただ返済金額は借入れ額や金利、返済期間で異なりますので、事前に確認するようにしましょうね。 延滞・自己破産が増えてしまう可能性(保証料の値上げ) また制度の見直しによって保証人が不要になることで、延滞・自己破産がさらに増えるとの見方も出ています。 「自己破産しても親に迷惑がかからないんだ…」 このようにして長期延滞・自己破産が増えていくと、保証料がさらに引き上げられ、いっそう学生の負担が増える可能性が出てくることに…。 ただ一概にそう断言することはできません。 現在の奨学金の利用者数はおよそ130万人となっています。 5万人 58. 5万人 (大学・短期大学・専門学校含む) 上記表から分かる通り、親などに保証人になってもらう人的保証制度を利用している方 が多いんですね。 人的保証を選択する主な理由としては、保証人さえ立てられれば保証料を支払わなくて済むということが要因の一つとして挙げられます。 Jinもそれを考えて保証人制度を選択しましたが、万一返せなくなってしまったときには、連帯保証人である親に迷惑をかけてしまうことになります。 一方で、破産しても親を巻き込まない「保証機関制度」ではとくに保証人に迷惑をかけることはありません。 「あれ?これむしろ自己破産が増えてしまうのでは?」 気になったので、朝日新聞の記事にあった調査結果から、人的保証と機関保証を利用した際の、自己破産を行った方の比率を表にしたところ、このような結果に。 人的保証制度利用者 機関保証制度利用者 自己破産人数 14,863人 475人 自己破産比率 96. 機関保証制度の利用者のほうが、自己破産をする方が少ない…。 この点に関してJinは、機関保証への一本化で自己破産件数を減らすには有効な対策じゃないかと感じています。 批判的な意見が多いですが、このようなデータから考えると、日本学生支援機構は現状の延滞・自己破産問題を改善するために必要な手立てを施したと評価しても良いのではないでしょうか。 とはいえ、「それで返済をしなくて済むなら」と 自己破産を選択する方がいるのも事実。 もちろんあくまでこれまでの現状から推測しただけなので、今後機関保証に一本化されたことで延滞や自己破産が増える可能性も考えられます。 いずれにしろ学生にとっても、日本学生支援機構についてもデメリットしかないという事態だけは避けたいところです。 「給付型奨学金の給付額と枠の増加」• 以下の表はこれまでと制度変更後の比較です。 これまでの給付型奨学金(年上限額) 自宅通学 自宅外通学 私立の大学・短大・専門学校 36万円 48万円 国公立の大学・短大・専門学校 24万円 36万円 2020年春以降 自宅通学 自宅外通学 私立の大学・短大・専門学校 46万円 80万円 国公立の大学・短大・専門学校 35万円 91万円 これは年額なので、実際には毎月数万円が支給されることになります。 ただ、本当に苦しい家庭の方のための制度なので、申込資格と審査基準は 相応に厳しいものとなっています。 申込み資格が住民税非課税世帯の方や、生活保護を受けている方などに限られているため、とにかく厳しい…。 また審査基準はそれらに加え、高い成績を収めていることが重要になります。 毎年申請を行う必要がありますが、それに通れば引き続き受給されるので、負担は大幅に減ることになるんですね。 奨学金を借りている学生全員から保証料を徴収することになる一方で、本当に困窮している家庭にたいしてこういった支援が拡大されるのは嬉しい限り。 今後さらに支給金額や枠の増加の流れが来ることに期待しましょう。 入学金と学費の減免もスタート! 同時に入学金や授業料についても支援が拡充されることになっています。 こちらについても給付型と同じように所得制限がありますが、条件を満たせば負担がグッと楽になるんです。 授業料の減免額 国公立 私立 大学 54万円 70万円 短期大学 39万円 62万円 専門学校 17万円 59万円 制度の見直しにより機関保証に統一された後でも、条件さえ満たせば給付型奨学金、授業料の減免で十分にカバーできるようになりますね。 国立大学は年間の平均授業料が54万円なので、相当する額が免除されることになります。 入学金の減免額 私立 国公立 大学 26万円 28万円 短期大学 25万円 17万円 専門学校 16万円 7万円 Jinが評価しているのは入学金についての支援策です。 奨学金についてはあくまで入学後の学費や生活費などをカバーするものであり、奨学金を入学金に充てることはできませんでした。 このため、入学金を用意できない場合、国の教育ローンを利用したり、そもそも進学をあきらめざるをえなかったりする方が多かったんです。 今回上記表のように、ある程度入学金が減免されることになっています。 入学金が払えず進学を諦めていた方も、2020年春の制度の見直しによって、進学という道を選べるようになるかもしれません。 いずれは、国の教育ローンなど、奨学金とは別の借入をしなくてもいい時が来るかもと淡い期待を抱いているJinなのでした。 以上のような給付・融資制度があるものの、融資までに時間がかかり、急ぎの方の解決策にはなりません。 もし一日でも早くお金が必要という場合は、そうした融資を受けるまでのつなぎとして即日融資が可能な消費者金融を利用するのも一つの方法です。 さらにプロミスなどCMでもおなじみの消費者金融では、はじめての方なら30日間無利息で借入が可能です。 仮にご紹介したような給付・融資制度を受けられた後は、消費者金融でつないだ分は無利息で返済できます。 とくにプロミスでは唯一初回借入日の翌日から30日間無利息が適用される独自のメリットも。 このような使い方ができるので、状況や希望にあわせて上手く活用していきましょう。 最後に 今回のニュースで報じられた奨学金制度の見直し。 結論からいえば、Jinは「 仕方がないこと」だと思います。 制度の維持を図るためには、奨学金の延滞と自己破産、それによる未返還金の増加を少しでも減らさなければいけません。 批判の声が出るのも織り込んで、「全員から保証料を取る」という方針を固めたのも、それほどの必要性があったからでしょう。 Jinとしては、金融ライターとして奨学金の金利の低さを評価しています。 一方で現在奨学金を返している身としては、やはり良い気持ちはしないというのが正直なところ…。 本当なら保証料を支払わなくて済んだのに…。 人的保証を選択した(選ぶことができた)自分であれば余計そう思ってしまいます。 一方で今回紹介したように長年問題になっていた自己破産の連鎖の問題がなくなるのも事実です。 制度見直しの一番のポイントは「 学生本人が返済するものである」という責任がより重くなったことだと思います。 保証人を立てることができない以上、一人ひとりが責任と自覚を持って返済をしていくことがこれまで以上に大切になります。

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