うっ血性心不全 看護。 心不全で看護する重要な観察項目は「呼吸困難」「SAS」「貧血」の出現に注意しましょう!

高齢者の心不全の特徴

うっ血性心不全 看護

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診療に関するお願い 当院で新型コロナウイルス感染症の診察を希望される方は、まずをご確認ください。 該当される場合、まず最寄りの帰国者・接触者相談センターにご相談ください。 センターに相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いがある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」のある病院が紹介されます。 ご協力お願い致します。 面会禁止のお知らせ 新型コロナウイルス感染症対策として、不要不急の面会を原則禁止しております。 ただし手術・面談などで病院が来院をお願いした場合や、特別な事情がある場合は除きます。 ご理解・ご協力をお願い申し上げます。 症状 左心系が悪くなると 全身に血液が出なくなりますので、肺に水が溜まってきます。 肺の血管からガス交換をする部分に水 血漿といいますが・・ がしみ出てきます。 折角、肺に酸素が入ってきても血液に酸素を取り込むことができません。 酸素の入っていない血液を全身に送っても各臓器が困ってしまいますよね。 左心系の症状としては低酸素血症が病気の本態となりますので• 意外と咳嗽・喘鳴もありで最初は気管支炎や気管支喘息として治療されていた方が、治りが悪く、心不全であったという症例もしばしば経験します。 右心不全は単独で起こることより左心不全に引き続いて両心不全の一部として起こる事が多いです。 右心系の症状としては全身から心臓への還流できないことが本態になりますので• 以上が主な症状になってきます。 心不全も重症度は非常に様々で外来投薬で管理可能な方もいれば、一般病棟での入院、集中治療室で集学的な管理を必要とする患者さんもいます。 検査・治療 救急外来で必要なことは、 第一に呼吸状態を含めた血行動態の保全を行うことです。 まず呼吸困難で搬送された方の症状を取る必要があります。 心電図モニターを付けて、点滴を入れて、酸素を投与します。 必要があれば見た目は少し悪いですがマスクの人工呼吸器を装着する場合もあります。 口から管を入れる人工呼吸器管理は以前 私が研修医時代 は良くやっていましたが、少なくなりました。 まずバイタルサイン 呼吸状態や血圧など を安定させて入院の上、心不全に対する治療に入ります。 十分な酸素投与と血管拡張薬・必要があれば利尿剤・強心剤などを組み合わせて投与します。 急性心筋梗塞症・緊急治療を要する不整脈を認める場合にはその場で緊急治療を行います。 心不全治療の経過は患者さんによって様々です。 心機能の違い・年齢・特に肺や腎臓など他臓器の状況・肺炎など感染の有無などで治療の難しさは変わってきます。 当院ではリハビリテーションは充実しており当科でも早期の心臓リハビリテーションの介入によって心機能の改善・病状によりますが早期離床と廃用症候群の予防を目指します。 入院後は尿も多く出ることもありますので、採血で電解質や腎機能をチェックしたりレントゲン比較しながら治療を進めていきます。 心不全に対する治療が進み、点滴から解放されリハビリテーションで病棟の中を 歩き出したりすると心不全治療の次の段階へ進みます。 なぜ心不全が発症したのかを精査し、治療を行うことが重要です。 この稿の最初に「心不全は状態である」とお話ししました。 勿論、心不全という 状態から脱却していただくことは非常に重要ですが、それの原因を調べて治療することは心不全の再発を予防する観点からは非常に重要です。 心不全の原因は心臓は勿論、心臓外の疾患が原因であることもあり視野を広く持つことが重要です。 2.弁膜症 先の心臓構造の図のように心臓は4つの部屋からできています。 それぞれの部屋の間に扉があり、逆流を防いでいます。 しかしながら弁の開きが悪くなったり 狭窄症 、閉まりが悪くなったり 閉鎖不全症 すると心臓に負担がかかってきます。 初期では全く自覚症状はなく、徐々に心臓に負担がかかり知らない間に心機能の低下を来すようになります。 勿論、弁膜症も軽症から重症まで様々な程度があります。 心不全が落ち着いた段階で検討し、必要がある患者さんは手術をお勧めしますし、お近くの先生を御紹介し、当科でも何ヶ月に1回という間隔で心臓超音波検査で経過観察を行う場合もあります。 しかしながら心不全の原因となるような弁膜症は手術を必要とする場合が多いです。 皆さんもお家の扉が壊れたらガムテープで修理しますか?しませんよね。 扉を修理してもらったり、扉ごと交換してもらったりしないといけません。 そうなってくると心臓血管外科の出番となります。 勿論、手術されるのが好きな人はいませんよね たぶん。 でも心不全の原因となるような弁膜症を放置しとくとどうなるでしょうか? 心臓はおよそ1日に10万回拍動します。 弁膜症があるとその1回1回で徐々に心臓に負担がかかってきます。 毎日それが続きますので心機能の低下が更に進んでしまいます。 結局、心不全が再発してしまうのです。 心不全が再発して手術をしようと決断された時、心機能が保たれた人と心機能が悪くなってしまった人では手術の経過はどちらが楽でしょうか? 皆さんの御想像の通り心機能が保たれた方の方が手術成績が良いことはいくつかの臨床研究で証明されています。 弁膜症の手術に関しては病状や全身状態を含めて心臓血管外科と十分な意思疎通を取りながら検討し、皆さんに治療法の提示を行っていくことになります。 3.不整脈 不整脈は頻脈性 脈が速くなる 不整脈と徐脈性 脈が遅くなる)不整脈があります。 頻脈性不整脈ですが、うっ血性心不全で良く認められるのは心房細動・心房粗動を合併している患者さんが多いです。 救急外来で拝見しますと、不整脈だから心不全になっているのか、心不全だから不整脈になっているのかと「ニワトリと卵の関係」の様に明確にわからない場合も多々あります。 薬剤で脈拍数のコントロールを行ったり、不整脈が発症して心不全になったことがわかるのであれば、状況に応じて注射で麻酔をかけて電気ショックで不整脈を治療することを試みることもあります。 その後は心不全に対する治療を行い、病状が安定した段階で不整脈に対する治療方針を決定していきます。 一方、徐脈性 脈が遅い 不整脈の場合は、脈が余りにも遅い、または一時的に心臓が止まってしまう状況で脳に十分な血流がないことで意識消失発作やふらつき・眼前暗黒感を呈する場合や脈が遅いことで心不全を呈する場合は首の静脈から緊急用のペースメーカーのカテーテルを挿入し拍出量を保ちます。 健常な方の心拍数はおよそ毎分 60-80回です。 心拍数が毎分30-40回になれば1分間に拍出される血液は半分になります。 心不全の原因となることが御理解いただけるでしょうか。 6.心臓外からの心不全 皆さんは心不全と言いますとこれまで述べてきたような心臓が原因であると お考えになりませんか?実は心不全は全身疾患で視野を広く持たないと いけません あくまで個人的意見ですが・・。 以下に挙げるような疾患が心不全を起こし得ます。 甲状腺機能亢進症• 腎不全による溢水 心臓は良いのですが、水が体外に出ていかずに溢れます• 高度の貧血• 肺気腫 肺性心とも言います• アミロイドーシス• アルコールの多飲• 脚気 大航海時代で現代はないとお考えですか?実はまだ絶滅していません 色々考えながら治療をしていくことが必要です。 うっ血性心不全の診断がつけば、先程の説明のように人工呼吸器や薬剤を使用して呼吸状態の安定を図り、水分バランスの調整を行います。 内服薬でのコントロールができるようになりましたら、カテーテル検査・心臓超音波検査などで上記の原因について精査します。 虚血性心疾患・弁膜症・不整脈などであればそれぞれの疾患に対する特定の治療を行い、心筋症に関しては利尿剤や降圧剤などの調整を行います。 心臓外の疾患による心不全であれば心不全治療と共に治療を開始します。 再発防止のために 心不全を患われた方は心不全とうまくつきあっていくことが重要です。 心機能が良くなることは滅多になく、残された心機能をうまく使ってできるだけ制限のない日常生活へ復帰していただくことが目標となります。 また心不全を繰り返せば繰り返すほど入院の回数も多くなり、日常生活強度も低下していきます。 質の高い日常生活を続けていただくためにも良い生活習慣を持って帰っていただきたいと思います。 孫子は「彼 てき を知り己を知れば百戦危うからず」と記しています。 やはり病気も同じで患者さん・御家族に心不全をよく知っていただき、生活習慣の見直し・改善が再発予防にも重要であると考えています。 慢性心不全管理で重要な点としては• 1.規則正しい生活• 2.暴飲・暴食を避ける• 3.塩分の控えめな食事 心臓食そのものは難しいですが・・・• 4.適度な運動 入院中に心臓リハビリテーションがあり指導もしています• 5.内服薬をしっかり内服すること• 6.体重・浮腫の管理 早めに心不全の再発を認識して治療することは重要です• 7.風邪などをひかないように一般的な感染予防 どうしてもうっ血性心不全に関しては悪くなったときが治療するとき、と思われがちですが、状態が良いときの日常生活が、良い状態を長持ちさせるために重要であることを理解して頂きたいと思います。 【文責:楠山 貴教】.

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心不全で看護する重要な観察項目は「呼吸困難」「SAS」「貧血」の出現に注意しましょう!

うっ血性心不全 看護

男子看護学生の鳩ぽっぽです。 今回の関連図は糖尿病とうっ血性心不全です。 解説 糖尿病は全身の血管の動脈硬化を進めます。 細かい血管の動脈硬化進行を細小血管障害といい、網膜・末梢毛細血管・腎糸球体などが主です。 このうち、腎糸球体の障害は、糖尿病性腎不全などにつながる重篤な合併症ですが、腎機能が低下することで体外に水分が排出できず、体液過多の状態になります。 そこに心機能の低下が合わさると、うっ血性心不全の状態に陥ります。 心不全は少なからずうっ血することが症状ですが、腎機能低下がある場合はそれが顕著です。 通常の心不全よりも症状が強く出ることもあります。 看護としては、身体への負荷を取り除き、安楽に生活できるようにすること、その中でもできる限り残存機能を使って生活できるようにすること、健康管理を強化することなどか挙げられます。 高齢者に多いと思われますので、容易にセルフケア困難になることも考えられます。 活動と休息のバランスを考えながら看護を行ういい訓練になると思います。

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高齢者での特殊事情 心不全とは、さまざまな原因により心臓のポンプ機能が損なわれた状態を指します。 心臓は全身に必要とする血液を送り出すポンプですが、このポンプのはたらきが低下して肺や末梢の組織にむくみが生じて、息苦しく感じるのがうっ血性心不全です。 うっ血性心不全の主な症状は、呼吸困難です。 しかし、高齢者では、このような典型的な症状よりもむしろ、全身のだるさや食欲の低下、便秘、活動の低下などといった一般的な症状だけが表に出ることが少なくなく、注意しなくてはなりません。 さらに、動脈硬化が進んでいる場合が多いために心臓から送り出される血液が少なくなり、脳への血流も損なわれやすくなります。 このため、めまいや不穏(落ち着かない)、見当識障害(時間と場所など周囲を正しく認識する機能の障害)、錯乱などの精神・神経症状が出やすいことも高齢者の特徴です。 高齢者でうっ血性心不全を起こす病気は、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、高血圧性心疾患、弁膜症、心筋症などさまざまですが、日本では高血圧性心疾患と虚血性心疾患が多いといわれています。 治療とケアのポイント 急に呼吸困難が生じた場合や、血圧や意識の低下を伴うような重い場合には、CCU(心臓集中治療ユニット)に入院します。 血圧や心電図、状態によっては心臓カテーテル検査を行い、酸素、利尿薬、心臓のポンプを強める強心薬などが使われ、重篤な状況を乗り切るために一時的に機械による呼吸(人工呼吸)が必要になることもあります。 比較的ゆっくり症状が進行する場合は、内服治療が中心になります。 以前から、余分な水分、塩分を排出するために利尿薬や、心臓のポンプ作用を強めて心拍を安定させるためにジゴキシンが使われてきました。 心不全の悪化を防ぐには、塩分の制限や体重の管理、激しい運動やお酒をひかえるなど、日常生活の管理が極めて重要であることはいうまでもありません。 若いころには心不全を起こさなかった心臓ポンプも、年を重ねるごとにその予備の力が少なくなり、ついには心不全を起こしてしまうこともあります。 そのなかには、血液を送り出す収縮能は保たれていても、心臓の筋肉が硬くなり、拡張する力が低下することによって起こる拡張性心不全があり、高齢者、とくに女性に多いことが知られています。 また、近年、飛躍的に治療法が進歩したために、心臓の病気を発症しても助かって、病気をもったまま高齢期を迎える人たちが増えています。 ただし、高齢者で注意しなければならないことは、安静を保つことで下肢の筋肉を使わなくなるために筋肉が萎縮を起こして、歩けなくなったり杖が必要になったりすることです。 医師と相談しながら、心臓の機能にあった日常生活を送ることが大切です。 その原因には、感染や不整脈が起こるといった避けられないものもありますが、薬を規則正しく服用できなかったり、食事の制限が不十分であったり、ひとり暮らしのために活動が十分に制限できなかったりなど、病気以外の日常生活上の問題が原因になって心不全が悪くなることが少なくありません。 したがって、心不全の高齢者は家族や地域のケアマネジャーといっしょに、とくに病気以外のこと、正確な服薬、食事、日常生活活動度などにも十分に気を配って、心不全という病気と付き合っていくことが大切です。 (東京大学高齢社会総合研究機構特任准教授 西永正典).

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