ひとり かごめ。 ひとりかごめ / 雨がっぱ少女群

ひとりかごめ / 雨がっぱ少女群

ひとり かごめ

あらすじ 自分の背後に常に誰かいる気配がして、怯えながら暮らす女子高生・ 月城陽菜。 友達には気のせいだと指摘されるも、気になって仕方ない彼女は制服を前後ろ逆に着て登校するなど、徐々に奇行が目立ち始めて…。 (表題作『ひとりかごめ』) 感想(ネタバレ度:低) 甘口ホラー? 作者さんの百合作品『 』が面白かったので、ホラーは苦手なのに購入してしまった本作。 おっかなびっくり読み始めましたが、 拍子抜けするくらい怖く無かったです。 ほとんどの話が「何がきっかけでそういう事態に陥ったのか」というのをスッ飛ばして、唐突にホラーな展開が繰り広げられるため、恐怖を感じるよりも おっ、おう。 なんかグロいことになってるね…。 と、置いてけぼり感の方が先行してしまい、恐怖感が追い付いてこないのかホラー嫌いなはずの私が全く怖さを感じませんでした。 もしかしたら突然ホラーな現象に襲われる理不尽さこそ、最大の怖がりポイントなのかもしれませんが。 普段ホラー作品に触れることが無いので、そのへんの楽しみ方というかホラー作品のしきたり的なものをよく分かってなかったのかもしれません。 というわけで、正確には怖くなかったというより、怖いのかどうか分からなかったって感じですかね。 ひょっとしたら私は自分で思ってるよりホラー耐性があるのかもしれません。 まぁこの作品がホラー漫画界の中で、どの程度の怖さレベルなのか分からないので何ともいえませんが…。 カレー食ったけど全然辛くなかったわー。 オレ、辛さに強いのかも。 どんなカレー食べたの? カレーの王子さま。 こんな感じでマヌケな事を言ってる可能性もありますけどね。 なんせ普段ホラーなんて全く読まないんで、相対的にホラーレベルを測れないのです。 ホラーと美少女のマリアージュ ホラーとしては正直ピンとこなかった作品ですが、作者さんが元々成人漫画で活躍されていた方ということで、 女の子は無駄に可愛いです。 特に黒髪のショートヘアの娘が得意なのか、美少女設定のある茶髪の娘と比べてもかなりの美少女に見えます。 逆に男キャラは総じて気持ち悪いです。 まとめ ホラーが苦手な私でも問題無く読める、マイルドな仕上がりでした。 むしろシュールでちょっと笑っちゃうところもあったので、よっぽどホラーが嫌いという人でもなければ問題なく読めるはずです。 ただ、 スプラッタな場面が多いので、グロ耐性が低い自覚がある方は要注意。 あいかわらず女の子は文句無くカワイイので、作者さんのファンであれば「ホラーはちょっと…」という方でも読んでみるべきでしょう。 ホラー漫画としてはともかく、ストーリー的には良く出来てる(偉そうな言い方ですが)と感じる話も多数あるので、純粋に短編集としてもオススメです。

次の

ひとりかごめ (バンブー・コミックス)

ひとり かごめ

この作家を初めて知ったのは、伊藤潤二の未読の短編を読みたくて取り寄せたホラーアンソロジー『死角』 2016年 ぶんか社 刊 の中に収録されていた「文学青年」という短編でした。 それは私にとってはホラーとエロスが融合した非常に印象的な小品でした。 それ以降この作家のそれまでの作品、ロリコンもの、サイコもの、ほのぼのもの、ほとんど全て取り寄せて読んできました。 一時期数年にわたり断筆した後、新たにマンガ原作者を別に立てて、コンビを組んで「雨と棘」の名前で復活してロリコンものを書いていたようですが、一人で充分にロリコン物でもホラーものでも読者を納得させるような画力 この画力も最近は益々レベルアップしているように思われます! を持っているのに勿体無いと思っていました。 今度また一人になって「雨がっぱ少女群」 同名のロリコンものの短編も是非とも読んでみて下さい!『小指でかきまぜて』 2007年茜新社刊 に収録 の作家名で復帰して、ほのぼの昆虫と少女ものの『麻衣の虫ぐらし』を出していたので、正直安心して嬉しくなりました。 そこへきて今回のホラー短編集だったので、非常に期待していました。 全編を読んで感じたことは、絵が上手いのでグロ表現であってもそれほど嫌味を感じないことと所々のカットにロリコンものを描いてきたキャリアから滲み出てくるエロティックなものを感じ取れます。 伊藤潤二とは異なる異色作家としてホラー漫画界で今後もっと注目活躍されるには、ホラーと上品なエロスを融合させたこの作家独自の世界をもっと積極的に精力的に生産していただきたいと思います。 因みに私が言うエロスとホラーが融合したような作品というのは、前述の「文学青年」の他に、今回の短編集では「消費者の呻き」のカット p17 や「ペット」のカット p75 に見られます。 或いは「夢うつつ」の中でのスカートの中が見えるカット p121 なども挙げられます。 次回作はもっとエロスの要素が強いホラーを期待して、星4つに敢えてしておきました。 心身の健康にお気をつけていただき、今後の更なる飛躍を期待しています。 【収録作】 一周目:消費者の呻き 描き下ろし 二周目:工場勤務 (『増刊 本当にあった愉快な話 激ヤバ恐怖スペシャル』2017年7月19日) 三周目:ザリガニ 『彼岸の唄』第5話。 コミックガンマ 2018年12月発表 四周目:無数の孤独 描き下ろし 五周目:百円の眺望 ( 近代麻雀2009年9月号) 六周目:ペット (『サムケ』2010年5月12日号) 七周目:ひとりかごめ 描き下ろし 八周目:地図 『彼岸の唄』第二話。 コミックガンマ 2018年9月発表 九周目:夢うつつ 『彼岸の唄』第一話。 コミックガンマ 2018年8月発表 十周目:轍は闇に呑み込まれ 『彼岸の唄』第4話。 コミックガンマ 2018年11月発表 十一周目:現象 ( 『彼岸の唄』第三話。 コミックガンマ 2018年10月発表 十二周目:遺された調理法 (『彼岸の唄』第0話。 彼岸の唄のWEB発表順が間違っていたら申し訳御座いません。 LOファンを悲嘆に暮れさせたジャンル・漫画からの引退後、突如ホラー漫画を描き始めた異才。 絵の上手さは更に進化し 独特のカラー絵もどこか不穏さを感じさせます 、不条理で容赦と救いのないスプラッター描写を伴う本格ホラー作品集です。 雨がっぱ氏の描く美しい少女キャラが凄惨な最期を迎えるギャップは過去のホラー巧者に勝るとも劣らぬ物が御座います。 ただ、表題作『ひとりかごめ』はバカホラーと言って良いユーモアが漂う意欲作でした。 WEB版コミックガンマで締め切りに追われて描いた作品より描き下ろしの方が気合が入っています。 一部ネタが過去の他分野作品と被る物も御座いますがこの品質でこれだけのホラーを現在描く方は少なく、ホラー・スプラッター漫画ファンには大いにお薦めです。

次の

ひとりかごめ / 雨がっぱ少女群

ひとり かごめ

あらすじ 自分の背後に常に誰かいる気配がして、怯えながら暮らす女子高生・ 月城陽菜。 友達には気のせいだと指摘されるも、気になって仕方ない彼女は制服を前後ろ逆に着て登校するなど、徐々に奇行が目立ち始めて…。 (表題作『ひとりかごめ』) 感想(ネタバレ度:低) 甘口ホラー? 作者さんの百合作品『 』が面白かったので、ホラーは苦手なのに購入してしまった本作。 おっかなびっくり読み始めましたが、 拍子抜けするくらい怖く無かったです。 ほとんどの話が「何がきっかけでそういう事態に陥ったのか」というのをスッ飛ばして、唐突にホラーな展開が繰り広げられるため、恐怖を感じるよりも おっ、おう。 なんかグロいことになってるね…。 と、置いてけぼり感の方が先行してしまい、恐怖感が追い付いてこないのかホラー嫌いなはずの私が全く怖さを感じませんでした。 もしかしたら突然ホラーな現象に襲われる理不尽さこそ、最大の怖がりポイントなのかもしれませんが。 普段ホラー作品に触れることが無いので、そのへんの楽しみ方というかホラー作品のしきたり的なものをよく分かってなかったのかもしれません。 というわけで、正確には怖くなかったというより、怖いのかどうか分からなかったって感じですかね。 ひょっとしたら私は自分で思ってるよりホラー耐性があるのかもしれません。 まぁこの作品がホラー漫画界の中で、どの程度の怖さレベルなのか分からないので何ともいえませんが…。 カレー食ったけど全然辛くなかったわー。 オレ、辛さに強いのかも。 どんなカレー食べたの? カレーの王子さま。 こんな感じでマヌケな事を言ってる可能性もありますけどね。 なんせ普段ホラーなんて全く読まないんで、相対的にホラーレベルを測れないのです。 ホラーと美少女のマリアージュ ホラーとしては正直ピンとこなかった作品ですが、作者さんが元々成人漫画で活躍されていた方ということで、 女の子は無駄に可愛いです。 特に黒髪のショートヘアの娘が得意なのか、美少女設定のある茶髪の娘と比べてもかなりの美少女に見えます。 逆に男キャラは総じて気持ち悪いです。 まとめ ホラーが苦手な私でも問題無く読める、マイルドな仕上がりでした。 むしろシュールでちょっと笑っちゃうところもあったので、よっぽどホラーが嫌いという人でもなければ問題なく読めるはずです。 ただ、 スプラッタな場面が多いので、グロ耐性が低い自覚がある方は要注意。 あいかわらず女の子は文句無くカワイイので、作者さんのファンであれば「ホラーはちょっと…」という方でも読んでみるべきでしょう。 ホラー漫画としてはともかく、ストーリー的には良く出来てる(偉そうな言い方ですが)と感じる話も多数あるので、純粋に短編集としてもオススメです。

次の