新型コロナウイルス収束。 新型コロナ:世界で猛威振るう新型コロナ 収束に向けた3つの課題 (写真=ロイター) :日本経済新聞

新型コロナ1年で収束せず 専門家は厳しい見方、五輪にも影響|医療ニュース トピックス|時事メディカル

新型コロナウイルス収束

新型コロナウイルスの感染が中国で初めて確認されてから3カ月あまりが経過した。 この間、各国が防疫措置を講じてきたが感染拡大は止まらず、世界の感染者は17日時点で17万5000人に達し、死者は7000人を超えた。 発生源とされる中国では新規の感染者は減少傾向にあるが、欧州ではイタリアやスペイン、フランスなど一部の国で感染者が飛躍的に増加しており、収束はまだ見通せない。 では、新型コロナはいつ収束するのか。 政府専門家会議のメンバーで、日本感染症学会の舘田一博理事長(東邦大学教授)は、「(日本は)4月以降は気温や湿度が上昇し、ウイルスが生き延びにくい環境になる」と、ウイルスの弱点を説明する。 収束時期は「集団免疫などさまざまな要素が絡むので、正確には分からない」としながらも、気候が温暖になる夏前をめどに、ウイルスは一定程度減る方向に向くと見る。 同じコロナウイルスに分類され、02年末に流行が始まった重症急性呼吸器症候群(SARS)は、03年7月に世界保健機関(WHO)が「終息宣言」を出した。 SARSの流行は発生源の中国のほか、シンガポール、カナダなど北半球の国が中心で、終息宣言が出されたタイミングはこれらの国・地域の夏に当たる。 ここで注目したいのは、新型コロナは遺伝子的にSARSに類似しているとの報告がある点だ。 新型コロナはSARS同様に冬に流行しており、収束までSARSと同様の経路をたどると仮定すれば、北半球の感染者の増加は今年の夏前には頭打ちになるとの見方が成り立つ。 舘田理事長は「SARSは症状が出やすく、囲い込んで対処できた」と解説する。 一方、新型コロナは感染しても症状が出ない人が一定数いることが確認されており、この「無症状病原体保有者」が、ウイルスの封じ込めを難しくするとの指摘は多い。 舘田理事長は、南半球の国で感染者が出ていることに警戒感を示す。 北半球の気候が温暖になりウイルスの広がりがいったん収束しても、これから冬を迎える南半球で感染拡大が続けば、北半球に再度ウイルスが移り、「感染のサイクル」が作られる恐れがあるからだ。 人の移動によってこのサイクルが形成されれば、収束までに長期間を要することになる。 その上で、舘田理事長は感染拡大の防止に向け、不特定多数の人が一堂に集まる状況を作らず、集団感染を抑える必要があると改めて強調する。 日本では「クラスター」と呼ばれる感染者の小規模集団が各地で形成されており、感染拡大に拍車を掛けている。 個人では睡眠や栄養を十分取り、マスク着用や「咳エチケット」、手洗いなどの予防策を心掛けることが重要だ。

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新型コロナウイルス収束への道 最後は「集団免疫」しかない|免疫学の権威は語る|文藝春秋digital

新型コロナウイルス収束

新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るっている。 欧米だけでなくアフリカ大陸でも感染が拡大、1日当たり数千人が死亡する状況が続いている。 新型コロナウイルス感染症はいつ、どのような形で収束に向かっていくのであろうか。 現時点の情報に基づく分析を行った。 まず挙げられるのはその感染力である。 1人の感染者が新たに何人に感染させるかという「基本再生産数」が新型コロナウイルス感染症は1. 4~2. 5とされ、通常の季節性インフルエンザと同程度と考えられている。 この数値は同じコロナウイルスによる重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)よりも高いが、麻疹(12~18)と比較すると、そこまで強くないように思われる。 しかし新型コロナウイルス感染症の厄介なところは、無症状・軽症の感染者が全体の8割程度いるとされており、そうした感染者からも感染する点だ。 SARSやMERSでは行動力が低下した発症者からの感染が主であり、無症状・軽症の感染者が動き回って感染拡大することはまれであった。 さらに、新型コロナウイルス感染症は症状発現の直前が感染力ピークを迎えているとのデータも報告されており、無症状・軽症の感染者によるウイルス伝播(でんぱ)が今の事態を招いたといえる。 加えて、高い重症化率・致死率を持っている点も問題を大きくしている。 国ごとにばらつきはあるが、全世界平均でみると致死率は平均6. SARSの9. また、糖尿病や慢性肺疾患などの基礎疾患をもつ人や高齢者の重症化率や致死率が高いことは当初から確認されていたが、基礎疾患がない若年層の重症化例・死亡例も確認されており、社会的不安を助長している。 このような性質を持つ新型コロナウイルス感染症だが、感染拡大による課題は大きく3つに分けられる。 新型コロナウイルス感染症による肺炎が重症化した場合、呼吸困難に陥ることがある。 重症患者が増加するに伴いこれらの機器もそれに対応した台数が必要になるが、爆発的な患者増加(オーバーシュート)が起こるとこれらの機器が不足する懸念が出てくる。 医療従事者の個人用防護具(PPE)についても同様だ。 感染防止のために医師・看護師はマスク、ガウンなどのPPEを着用するのだが、PPEは新型コロナウイルス感染症患者を治療するたびに使い捨てが基本である。 これらが不足してしまうと、医療従事者が感染のリスクにさらされることになり、治療に支障が出る。 医療機器や資材だけでなく人員も不足する。 重症例は集中治療室(ICU)に入ることになるが、例えば通常の疾患ではICUにおいて患者2人に対し看護師1人で対応するところ、新型コロナウイルス感染症の場合は感染防御の観点から患者1人に対し看護師2人で対応することになり、通常疾患の約4倍必要になる。 ECMOを扱う専門的な知識を持つ医師も必要だ。 医療資源が不足すると新型コロナウイルス感染症だけでなく、様々な傷病の治療ができなくなり医療が崩壊してしまう。 そのため、医療資源の不足をいかにして防ぐか、各国政府は難しい対応を迫られている。 前述のように新型コロナウイルス感染症は無症状・軽症者が8割程度いると推察されており、検査をしない限り全体の感染者数が見えない。 ただし、やみくもに検査対象を広げればいいわけではない。 現在、感染の有無を調べるPCR検査に加えて抗体検査が開発されているが、十分なレベルで正しく診断できる検査方法はない。 そのため、検査対象を選定しないと、感染していないのに陽性と判定する「偽陽性」が多く出てしまい、社会的混乱を拡大してしまう懸念がある。 また、基本再生産数を大きく超えた感染爆発を引き起こす「スーパースプレッダー」の存在も判明しており、感染経路が不明な感染者が急増して封じ込めなどの戦略が取れない状態になっている。 現在世界各国で様々な治療薬・ワクチンが開発されているが、4月16日時点において、大規模臨床試験で有効性が証明された治療薬・ワクチンはない。 そのため、感染拡大の制御方法としては、外出規制などヒト・ヒト間の接触を制限するような対症療法的措置しか手段がない。 例えば、中国においては厳しい外出禁止令が発令され、徹底的な監視の下で都市封鎖を実施し、強制的にウイルス感染の機会を断つ方法が選ばれた。 個人のスマートフォンで健康管理・感染者追跡を実施し、感染の疑いがある人には外出許可を与えないなど、非常に強権的な措置が取られている。 欧米諸国でも、中国ほどではないが都市封鎖や店舗封鎖を実施している他、国民に外出制限を課して違反者には罰金を科すなどの対策を行っている。 一方、日本においては外出を政府が制限することはできず、あくまで外出自粛要請という形での実施にとどまる。 規制の程度は違うものの、外出規制は資本主義経済が前提としていた個人の自由な活動を阻害するため、経済へのインパクトが大きく、現在の社会システムにおいて永続的に続けられる策ではない。 そのため、ワクチン開発などによる根本的な感染拡大制御策が求められている。 (アーサー・ディ・リトル・ジャパン プリンシパル 花村遼、同コンサルタント 田原健太朗) [日経バイオテクオンライン 2020年4月27日掲載].

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日本における新型コロナウイルスの感染者数の収束時期を予測

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【新型コロナウイルス】ニュースで終息と収束が使われている! ニュースでは以下のように、2種類の「しゅうそく」が使われています。 「新型コロナ収束後を見据える」 「コロナ終息と安全願い船下り祈願祭」 コロナ「終息」とコロナ「収束」はほとんど同じ意味のように思うかもしれません。 しかし、厳密には意味が異なり、ニュースの内容を理解する際にも勘違いが生じるでしょう。 早速、「終息」と「収束」の意味と使い方について説明しますね。 終息の意味と使い方 終息の意味 デジタル大辞泉では、「終息」の意味を以下のように説明しています。 物事が終わって、やむこと。 出典:デジタル大辞泉 つまり、 終結する、完全に停止する、という意味です。 「やむ」は漢字で「止(已)む」と書き、「途切れて続かなくなる」という意味になります。 終息の使い方 「終息」は以下のような文脈で使われるのが一般的です。 終息は、戦争や感染症といった事柄や、戦争などで生じる困難に対して使うようです。 ニュースでは、 感染症や自然現象、国際的な敵対関係に対して使われていました。 物が製造されなくなる、特定の生物の生存が確認されない時にも使用されています。 「新型コロナの終息」という場合、ウイルスが完全に消え、危険が去ったということです。 adsense スポンサーリンク 収束の意味と使い方 収束の意味 デジタル大辞泉において、「収束」の意味は以下のように説明されています。 1 分裂・混乱していたものが、まとまって収まりがつくこと。 また、収まりをつけること。 「事態の収束を図る」「争議が収束する」 2 数学で、ある値に限りなく近づくこと。 収斂 しゅうれん。 ㋐ある無限数列が、ある値にいくらでも近づくこと。 ㋑数列の項が、ある値に限りなく近づくこと。 ㋒級数の途中までの和が、ある値にいくらでも近い値をとること。 3 多くの光線が一点に集まること。 4 海洋学で、流線が周囲から一点に向かって集まること。 出典:デジタル大辞泉 「終息」の意味と比べると、全く違うことが分かります。 「終息」は物事の終わりで、続きはありません。 風船で例えると、膨らんだ風船が割れることです。 その後、膨らませることができなくなるのです。 対して、「収束」は 物事が落ち着くことで、その後も続いていきます。 風船で例えると、膨らみすぎた風船から空気が抜けて、元の大きさに戻ることです。 更に 小さくさせることもできますし、また膨らませることも出来る状態になります。 収束の使い方 「収束」は一般的に次のように使われます。 ・ヒノキ花粉が収束へ(=ヒノキ花粉が減り、被害が少なくなる方向へ) ・貿易戦争が収束に向かう(=貿易における争いが落ち着く方向に向かう) ・脳梗塞の炎症が収束するメカニズム(=脳梗塞による炎症を抑えるメカニズム) 被害が落ち着く、 混乱が収まる、荒れた状況が落ち着いてまとまるといった意味合いです。 戦争や感染症、被害、議論などについて使用され、使う場面は「終息」と似ています。 しかし、「収束」は物事による混乱や影響に対して使われるため、「終息」とは異なるのです。 「新型コロナの収束」とは、 コロナによる混乱や影響が落ち着く、という意味です。 コロナ自体が消滅して、混乱や影響が落ち着くことが最初に思いつくかもしれません。 しかし、コロナが消滅しなくとも、対処法が見つかり、世間的に落ち着く場合もあるのです。 つまり、「収束」が使われた場合は「コロナが消滅する」と同じ意味にはなりません。 「収束」と「終息」では意味が異なりますが、使い方を間違えることはあります。 1つの記事だけでなく、複数の記事、公的機関の情報を参考にして状況を精査しましょう。

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