ヒートアイランド 現象 対策。 ヒートアイランド現象の対策で打ち水は効果があるの?

ヒートアイランド対策

ヒートアイランド 現象 対策

ヒートアイランド現象の対策で打ち水は効果があるの? 市街化された都市部でヒートアイランド現象が深刻になる原因の1つは、地表の多くの面積がアスファルトやコンクリートにより舗装され、土や植物が地表を覆っている面積の割合が非常に少ないためです。 土がある場所は、降雨などによって水が染み込み、晴れた日にはそこから水が蒸発して気化熱で地表を冷やします。 植物が地表を覆っていれば日光による地表面の温度上昇を抑えますし、植物の蒸散作用によって周囲を冷やします。 ところがアスファルトやコンクリートで舗装してしまうと、これらの効果がまったく期待できず、日光によって路面の温度が上昇します。 直射日光によって温度が上昇したアスファルトやコンクリートに打ち水をすると、その水が蒸発する時に気化熱を奪い、路面温度を下げます。 問題なのは、バケツ一杯程度の水をアスファルトやコンクリートの路面に撒いても、真夏の炎天下であれば30分程度するとほぼ乾いてしまい、路面温度も元に戻ってしまうということです。 したがって、都心の温度を打ち水だけで下げようとすると、都心の広い面積に打ち水をして、さらにそれが乾いたらまた打ち水をするということを繰り返さないとあまり効果がありません。 それだけ広い面積に大量の水を撒き続けるということは現実的には難しいでしょう。 しかし、局所的であれば打ち水による温度を下げる効果はあるでしょう。 ヒートアイランド現象が広い面積のアスファルトとコンクリートが直射日光によって温められることによると考えれば、局所的でも多くの人が参加すれば面積も広がり、少なくともヒートアイランド現象の抑制には貢献できるのではないかと考えられます。 ヒートアイランド現象の対策で打ち水の効果を上げる方法 ヒートアイランド現象の対策として打ち水の効果を上げるためにはどうすれば良いでしょうか?アスファルトとコンクリートでは、打ち水をしても30分程度で元の温度に戻ってしまうのは、舗装した路面の保水効果がほとんど無いためです。 そのため保水性を持たせたアスファルト(保水性舗装)と散水を組み合わせれば、より高い打ち水の効果が期待できます。 またアスファルトとコンクリートだけでなく、土や植物が地表を覆っている場所にも打ち水をすれば、これらの場所には保水性がありますので長時間打ち水の効果が持続するでしょう。 このように保水性が高い面積を増やし、打ち水をすることで効果を上げることができます。 スポンサーリンク ヒートアイランド現象の対策で打ち水をする時の注意点 ヒートアイランド現象の対策として打ち水をする時に注意しなければならないのは、打ち水に使用する水にはお風呂の残り水などの下水に流す水を使用することです。 水道から出てくる飲料水は、水源からの水を浄化し、長い水道管の中を送られて蛇口から出てきます。 水を浄化し、送水することに多大なエネルギーが使用されています。 エネルギーが使用されるということは、熱が発生して周囲を温めていることを意味します。 そのようにして作られた飲料水を大量に散水して打ち水効果で温度を下げようというのは少々矛盾があり、省エネとしても好ましくないでしょう。 さらに重要なのは貴重な水資源を使うということです。 世界的に見れば、生きていくための安全な飲料水さえ十分に手に入れることも困難な状況に置かれている人々がたくさんいらっしゃいます。 日本は比較的水資源に恵まれた国ですが、打ち水として大量の飲料水を浪費することは国際的にはあまり印象が良くないでしょう。 また水資源に恵まれた日本でも、夏場は水源周辺の降雨量によっては渇水が問題になることが珍しくありません。 やはり飲料水を打ち水に使ってしまうのは望ましくなく、使用済みの水を使うようにしましょう。 まとめ ヒートアイランド現象の対策としての打ち水の効果について紹介しました。 都市全体を打ち水で冷やすほど、広範囲に大量の水を撒くことは現実的ではありません。 したがって、打ち水だけでヒートアイランド現象を解決するのは無理ですが、局所的には温度を下げる効果は期待できます。 多くの人が参加して打ち水をすれば、その分の効果はあるでしょう。 また打ち水を行うことで、ヒートアイランド現象という問題の啓蒙に役立つと考えられます。 それによって、少しでも多くの人がヒートアイランド現象のことを真剣に考え、冷房の設定温度を上げたり、建物の遮熱性・断熱性の向上、緑地の増加、省エネルギーに努力するようになれば大きな力になるかもしれません。

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ヒートアイランド対策/千葉県

ヒートアイランド 現象 対策

ヒートアイランド対策 ヒートアイランドとは、都市部の気温がまわりの地域に比べて高くなり、等温線を描いたときに、ちょうど島のように見える現象のことです。 吹田市は、第2次環境基本計画の重点プロジェクトとして、ヒートアイランド対策に取組んでいます。 この気温上昇はヒートアイランド現象によるものと考えられています。 気象庁:都市化の影響による気温上昇等の解析結果について~ヒートアイランド監視報告 平成23年 ~より引用 大阪府ホームページ より引用) 私たちの生活感覚でも、例えば、このような変化にお気づきでしょうか。 最近、猛暑や酷暑などと呼ばれる日が多くなった。 昔は窓を開ければ寝られたが、最近はクーラーなしでは寝られない。 今の吹田の子どもたちは、雪遊びをしたことがほとんどない。 これらとヒートアイランド現象との因果関係はわかりませんが、夏冬とも、気温が高くなっていることはデータだけでなく、すでに体で感じられるほどになっています。 ヒートアイランド現象の原因 ヒートアイランド現象の原因としては、以下の3つが考えられています。 建物のコンクリートや、道路のアスファルトなど、人工的な構造物が増加したことにより、太陽からの熱を貯めやすくなっている。 建物の増加により、放射冷却が妨げられるとともに、空調機器からの排熱が増加している。 緑地や水面が減少したことにより、熱が冷めにくくなっている。 涼しく過ごすための工夫や知恵 どうしたら涼しく過ごせるか、簡単にできる方法を具体的に解説するパンフレットを作成しました。 PDFファイル; 2942KB お役立ち情報満載のパンフレットですので、ぜひご覧ください。 吹田市の取組み ヒートアイランド現象は、私たちの快適な生活環境を損なわせ、熱中症の発生と相関があり、また空調にかかるエネルギー消費量を増加させるため地球温暖化対策を困難にさせることにもつながります。 そこで吹田市は、ヒートアイランド対策を、第2次環境基本計画の重点プロジェクトとして位置付けて、施策に取り組んでいます。 ヒートアイランド現象の実態把握 本市におけるヒートアイランド現象(特に地表面温度)を調査しました。 本市の夏季高温化(地表面温度)の状況 平成23年度 2011年度 に、航空機搭載型赤外センサーを用いて、吹田市全域の地表面温度を撮影しました。 地表面温度が高いところは赤く、低いところを青く示しています。 昼間の地表面温度の状況 ビルや集合住宅が多い江坂周辺、JR以南地域、吹田サービスエリア周辺 五月が丘、佐井寺南が丘など ほかで、地表面温度が高くなっています。 特に屋外駐車場、人工芝、建築物の屋根は温度が高くなっています。 一方、神崎川などの河川や、千里緑地・万博公園などの大規模な公園・緑地は、地表面温度が低くなっています。 夜間の地表面温度の状況 戸建住宅が多いJR以南地域は、夜間になると地表面温度が下がりますが、江坂周辺、吹田サービスエリア周辺ほかは、夜間になっても温度が下がらないところがあります。 特に、道路や屋外駐車場が高い温度を維持しています。 夏季昼間の地表面温度 夏季夜間の地表面温度 平成23年 2011年 8月11日 12時00分~12時30分 平成23年 2011年 8月10日 23時07分~23時38分 画像をクリックすると、別ウィンドウに大きい画像 約2MB を表示します。 熱環境(地表面温度較差)マップ 地表面温度データをメッシュ単位で集計し、昼夜とも相対的に温度が高い地域を把握しました。 相対的に温度が高いところは赤く、低いところを青く示しています。 ビルや集合住宅が多い江坂周辺、吹田サービスエリア周辺 五月が丘、佐井寺南が丘など 、大規模駐車場がある場所などは、昼夜とも相対的に地表面温度が高くなっています。 画像をクリックすると、別ウィンドウに大きい画像 約1MB を表示します。 報告書 PDFファイル; 3323KB まちづくりにおけるヒートアイランド対策の推進 環境まちづくり影響評価(環境アセスメント)・環境まちづくりガイドライン【開発・建築版】での活用 吹田市のヒートアイランド現象の実態調査から得られたデータを、実際の開発事業におけるヒートアイランド対策の検討に使用しています。 大規模建築物・駐車場の所有者への啓発 大規模建築物・駐車場の所有者に、パンフレットを使って、ヒートアイランド現象とその対策を啓発しました。 PDFファイル; 2942KB みどりのカーテンの設置 公共施設で、しています。 また、市民と協働して、みどりのカーテン講座を開催しています。 ドライ型ミストの設置 吹田市は、平成21年度(2009年度)に、国の交付金(地域活性化・経済危機対策臨時交付金)を活用し、JR吹田駅周辺まちづくり協議会に補助金を交付して、旭通商店街と錦通商店街への国内最長(全長1,044メートル)のドライ型ミストの導入を支援しました。 7月から9月まで午前10時から午後6時までの間、自動制御(気温30 度以上、湿度70%未満で自動散布)により、ミスト(濡れを感じない微細な霧)を散布し、商店街一帯の気温上昇を抑制しています。 緑が少ない中心市街地のヒートアイランド対策となるだけでなく、買い物客は衣服を濡らすことなく快適に買い物を楽しめるため、中心市街地の再活性化にもつなげています。

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ヒートアイランド対策取組方針 (平成15(2003)年3月策定)|東京都環境局

ヒートアイランド 現象 対策

千葉県ヒートアイランド対策ガイドライン 本県においては、ヒートアイランド現象の発生状況やそのメカニズムの詳細、地域の熱環境や対策技術の適性等の情報はいまだ十分ではありませんでした。 そこで、平成22年度から県内129地点で気温観測を行うとともに、23年度からヒートアイランド対策検討調査として、ヒートアイランド現象の要因の実態把握、モデルシミュレーションによる熱環境の解析、対策効果の試算等を実施してきたところであり、このたび、これらの調査結果を取りまとめました。 本編 第1章千葉県におけるヒートアイランド現象の状況 本県の気候やヒートアイランド現象の発生状況、地表面被覆・都市形態・人工排熱などヒートアイランド現象の要因について記述しています。 夏季において、太平洋岸では気温が低く、内陸部と東京湾岸では高温化しています。 これは、都市部のヒートアイランド現象の影響だけではなく、海水温や内陸の気候の影響を受けた結果と考えられます。 ヒートアイランド現象は、千葉市から市川市にかけての東京湾岸地域で顕著ですが、この地域では、夏季の日中には海風が卓越し、日中の高温化は緩和されています。 都市部にも比較的緑地が残されており、建物の密度は比較的低く、人工排熱は建物や自動車からの排熱に比べ工場排熱が大きくなっています。 第2章ヒートアイランド対策の必要性 本県の熱環境、既存都市緑地の重要性、人工被覆・人工排熱対策の効果について記述しています。 熱環境について県全体で見ると、地表面から大気への熱移動では、対流顕熱が少なく、蒸発潜熱が大きくなっています。 これは残された豊富な緑地によるもので、これによりヒートアイランド現象が緩和されていると考えられます。 都市緑地の存在により、昼夜とも広域に高温化が緩和されていることが確認されました。 被覆の高反射化は日中の高温対策として、人工排熱対策は熱帯夜の対策として有効であることが確認されました。 第3章ヒートアイランド対策の概要 対策技術を、以下の6つに分類し、概要・効果の特性等を記述しています。 風を活用した対策、緑を活用した対策、水を活用した対策、反射を活用した対策、人工排熱対策、普及啓発 第4章優先対策地域と熱環境マップ ヒートアイランド現象の要因の存在量が大きく、かつ対策効果が大きいと予測される地域を抽出し、23市町域にわたる優先対策地域を設定しました。 また、当該地域をヒートアイランド現象の要因等の状況から5種類の地域に類型化し(熱環境マップ)、類型毎に各種対策技術の適性を評価しました。 参考資料 優先対策地域内の県や市町のヒートアイランド対策の実施状況(主に都市緑地保全・緑化)を取りまとめました。 また、市町毎に拡大した熱環境マップを掲載しました。 参考資料1 参考資料2 概要版.

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