ヤンデレssまとめ。 仮wiki

加圧されたマシュマロ ~ヤンデレ・修羅場・三角関係まとめ~

ヤンデレssまとめ

善子「その開口一番ガチギレしてる感じ出すの止めない?」 花丸「図書室で一人、夕暮れ差し迫る穏やかな空気の中」 花丸「時折流れ込む心地いい風を感じながら、読書に時間を費やす文学少女の細やかな幸せを踏み躙ったくせに」 花丸「キレるなと?」ジロッ 善子「本を読むより楽しい話、したくない?」 花丸「本にも有害図書というものが存在するずら」 花丸「善子ちゃんの語る物語はまさにそれ。 分かるでしょ?」シッシッ 善子「………」 花丸「………」 善子「良いじゃない少しくらい!」 善子「毒も食らわば、万病の薬っていうでしょ」 花丸「どこの馬鹿の言葉ずらか」 花丸「あっ、目の前か」 善子「あのさ、もしかして親友だと思ってるのは私だけ?」 花丸「真実は時に残酷だよね」 善子「えっ」 花丸「………」 善子「ちょっ」 善子「猥談は友の言の葉って言うし!」 花丸「また適当言う……はぁ」 花丸「で? 今度はどこで頭を打ったの?」 善子「別にぶつけてないわよ」 善子「たださ……ほら、ダイヤって全然そういう感じしないでしょ?」 善子「どちらかと言えば、自分の方が悪いって考えそうっていうか」 善子「ヤンデレよりメンヘラ気質な感じがするっていうか」 善子「そこで、どうやったらヤンデレにできるのかなーって」 花丸「今のダイヤさんじゃ不満なの?」 善子「不満はないわよ。 不満は」 善子「けど、ヤンデレなダイヤって言うのも味がある感じしない?」 善子「もちろん実際にヤンデレにするつもりは毛頭ない」 善子「だからこそ、妄想大好き文学処女こと国木田花丸の力をですね」 花丸「その中途半端な口調で誤魔化せるとでも?」 善子「誤魔化す気はないし、事実でしょ」 花丸「別に妄想が好きなわけじゃないよ」 花丸「本を読むのが好きっていう人が、創作物……現実とは別の世界観」 花丸「二次元の世界に恋い焦がれ、日々妄執に囚われていると言うのは偏見も行き過ぎてるずら」 花丸「でも、その世界に自分がいられたとしたら。 鞠莉ちゃん」 花丸「別段、強いポジティブさがあるわけじゃないけど」 花丸「物事に対して明るく通そうとしていることが多い」 花丸「ああいう、覆い隠すタイプが俗にいうメンヘラになりやすい人だと、マルは思うずら」 善子「ん? なんで?」 善子「明るさで誤魔化すからメンヘラって、筋が通らなくない?」 花丸「例えば、サプライズが失敗したとする」 花丸「本来予定していた時間よりも早く鞠莉ちゃんが来てしまったから」 花丸「でも、鞠莉ちゃんは普段のデートの時も早く来る。 という前提が初めからあった」 花丸「それなのに、定刻通りのサプライズの用意をしていたから失敗した」 花丸「その時、鞠莉ちゃんは笑顔でなんていうと思う?」 善子「……ん~」 善子「気持ちだけでも嬉しい。 かしら?」 花丸「そうだね。 でも、目の前で相手が悲しそうな顔をしていたら、きっとこう思うはず」 花丸「自分が早く来ちゃったからいけないんだ。 って」 善子「……なるほど」 花丸「鞠莉ちゃんは優しい人だよ」 花丸「相手の失敗を責めるなんて、そんなに出来る人じゃないずら」 花丸「相手が悪いかもしれない。 でも、自分だって悪いかもしれない」 花丸「その時、どっちもどっちって考えることなく、自分の方に天秤が傾いてしまう人」 花丸「それこそ、メンヘラ気質があると言えると思う」 花丸「そこからヤンデレ気質というものを考えてみるずら」 花丸「一般的に、ヤンデレとメンヘラは噛みつくのは相手か自分かの違いしかない。 と言われてるよね」 花丸「なら、ヤンデレ気質はメンヘラ気質の反対……と言っても事はそう簡単じゃないけど」 花丸「あえてそう考えてみるずら」カキカキ 善子「メモとるの?」 花丸「書いたほうが分かりやすいし、まとめやすいから」 花丸「ダイヤさんをヤンデレにするにはまず、ダイヤさんには自分しかいないと依存する関係を作る」 花丸「例えば、黒澤家の重圧、それを包み込んであげられるのは自分だけ。 とかね」 花丸「そして、そのうえで徹底的に自分の心がダイヤさんに向いていることを示す」 花丸「自分にはダイヤさんしかいないし、ダイヤさんには自分しかいない」 花丸「その関係を作り出した時点で、メンヘラ気質が薄れる」 善子「メンヘラも依存してるからこそでしょ?」 善子「なのに、なんでメンヘラ気質が薄れるのよ」 花丸「自分には相手しかいないが、相手には自分以外にもいる」 花丸「その一方的な愛情が初めからできていると、相手の周囲よりも自分を見て貰おうとするからずら」 花丸「その気を引く行為が、一般的にあげられる自傷に至った時、メンヘラと言える」 花丸「ただ、相思相愛から一方的に相手が愛情を逸らすと」 花丸「自分は何もしていないのに、相手が目を逸らした。 となるずら」 花丸「自分に一切非が無い。 考えても出てくるのは相手の非。 でも、相手を信じたいと言う想いが強い」 花丸「そうなれば、必然的に矛先は相手を誑かした女に向かう」 花丸「それが強ければ、ヤンデレに昇華する」 花丸「話をまとめると、相思相愛の関係を作り、一方的に関係を断ち切る」 花丸「そして、その別れは自分でもダイヤさんでもなく、相手の女に非があると言う状況を作る」 花丸「そうすれば、ダイヤさんをヤンデレに出来る。 かもしれない」 花丸「正直、マルはそんなことするつもりはないし、したこともないし、したいとも思わない」 花丸「よって、これはあくまで仮説でしかないずら」 善子「なるほどね……依存関係を作って、裏切る」 善子「普通なら別れるだけで終わる話も、重圧から救ってくれる相手を捨てきれない依存を作れば」 善子「普通には終わらないってことか」 善子「……で、ちなみになんだけど」 善子「ヤンデレなダイヤがどんな感じかって話しできたりしない?」 花丸「回りくどいずらね」 花丸「どうせ、それが本題だったずら」 善子「まぁ、うん」 花丸「無理ずらね」 花丸「ダイヤさんにその片鱗が見られているならともかく、そうじゃない以上妄想するしかない」 花丸「仮説と違って、再現するほどの材料が足りない」 酷く落ち着いたダイヤの声色は氷のように冷たく、氷柱のように鋭い そのせいもあってか、善子は思わず息を飲んで、後退りしてしまう ダイヤは知らないはずだ。 ダイヤには気付かれてなんていないはずだ だって、ちゃんと後処理はしていたのだから。 と 善子はもしもの場合にと、用意していた言葉を慌てて引き出しから引っ張り出す 善子「そ、そりゃ、スキンシップ的に抱き着いてくるとか手を握ってくるとか」 善子「そういうことはあるでしょ」 善子「どうしたのよ。 制汗剤ですのね」 善子「っ……ほ、ほんと!」 善子「マリーってスキンシップきついじゃない?」 善子「だから、そう、匂いがついちゃったんじゃない?」 ダイヤ「服の中にも?」 善子「ひっ」 ダイヤの瞳に、光が感じられない 燃え盛る怒りのようなものはないのに、怒りに似た何かがふつふつと煮え立っているのを感じる その足が一歩進み出るたびに、一歩引きさがってしまう 怖いのではない、恐ろしいのだ 何一つ教えていない、知られないように鞠莉の助力で幾重にも手を打った なのに、すべて知られている。 そんな、得体のしれないものへの恐怖 ダイヤ「そんなに怯えないでください」 ダイヤ「善子さんに手を出すつもりはありませんから」 ダイヤ「鞠莉さんはすぐに甘えてきますし、なかなか突き放しがたい」 ダイヤ「一方で、善子さんは優しく甘い」 ダイヤ「過度な……そう、肉体と肉体の触れ合う肉欲にむしゃぶりつくような行為に勤しんでしまうことも拒めないでしょう」 善子「はっ、な、何言って」 ダイヤ「いえ、いえいえいえ」 ダイヤ「言わないでください。 言わずとも結構」 ダイヤ「善子さんの優しさ、わたくしは大好きです。 その温もりに、どれだけ心救われたことか」 ダイヤ「だから、愛しています。 例え、どこぞの売女を見捨てられずにその体を抱いてしまったとしても」 ダイヤ「しかし、いつもいつも用事で一緒に居られないのは寂しいんです。 分かってください」 善子「う、うん……わ、分かった。 キャンセルする。 約束を反故にするのは善子さんの優しい心が痛むでしょう」 ダイヤ「ですから考えたのです。 どうしたらいいのか。 どうしたら、わたくし達の心が痛まずに済むのか」 ダイヤは考えながら歩き、善子の傍を離れ 生徒会長の使う机の一番大きな引き出しを開ける 善子「っ」 変なにおいがした 生臭く、本能的に逃げ出したくなるような蒸された汚物のごとき悪臭 ダイヤ「そこで……」 善子「ひぃっ!?」 引き出しから何かを引っ張り出し、ダイヤは笑顔でそれを見せてきた 見慣れた金髪は赤黒く汚れている 綺麗な瞳は真っ黒に抉り取られ、笑みを浮かべていた唇は最期の凄惨さを叫ぶ それは、小原鞠莉の頭だ ダイヤ「あぁ、体は邪魔なので捨てました」 ダイヤ「体があるから抱くことを望むし、目があるから見られることを望む。 ですから、取り除きました」 ダイヤ「善子さんだって、優しいから見捨てられなかっただけで、鬱陶しいと思っていたでしょう?」 ダイヤ「だから、代わりにわたくしが手を打つことにしたんです」 ダイヤ「わたくしには善子さんしかいない、善子さんだけがいてくれればそれでいい」 ダイヤ「だから、善子さんを煩わせる売女を処分しよう。 と」 ダイヤ「本当なら、こんなものも捨てようかと思いましたが、善子さんと本日もお約束がある。 というので」 ダイヤ「仕方がなく、別れを告げる場を用意したんです」 ダイヤ「ですから、善子さん。 今日で鞠莉さんとは最後にしてくださいね?」 唆されたんじゃない、唆したのだ ダイヤがいるでしょと拒絶した鞠莉を抱いたのは、自分 なのに、それなのに ダイヤ「泣かないでください」 善子「っ」 ダイヤ「懇願を断つのは心苦しいことだと思います、痛みも伴うことでしょう」 ダイヤ「しかし、善子さん自身の幸せのためには致し方ないことなのです」 ダイヤ「鞠莉さんはきっと、別の方と幸せになれる日が来ます」 どの口が、それを言うのか それを言っても、ダイヤには届かないだろう ダイヤは鞠莉を殺した しかし、それはただの結果であって、たまたま石ころを蹴飛ばしてしまった程度のことでしかない 善子のためであれば、些細なことなのだ ダイヤ「善子さんとわたくしの時間を奪う売女は、もういません」 ダイヤ「ですから、また。 一緒に居ましょう?」 ダイヤ「お出かけして、一緒に家に帰って、一緒に入浴し、食事をし、そして……ふふふっ」 ダイヤ「鞠莉さんに奪われた時間を取り戻すとは言いませんが」 ダイヤ「少しくらい、我儘を聞いてくださいね?」 従うしかない 善子は絶対に逃げることは出来ないと諦め、頷く 向けられる微笑みには、眩いばかりの光があった.

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男「ヤンデレっていいよな」 幼馴染「えっ?」: ヤンデレSSまとめ

ヤンデレssまとめ

男「そう言うなよ。 じゃ、そういうことで今からお前はヤンデレな」 幼馴染「勝手に決めるしぃ……。 わ、分かったよ、言い出したら聞かないし、なってあげるよ。 料理は好きだからね。 料理に何らかの体液を入れておけよ」 幼馴染「男が変態にっ!?」 男「ちげーよ、ばか。 下の口ってのはお前が想像してる性的なものじゃなくて、腹にある口のことだ。 主に通りがかった人を食すことで有名な口の方だ」 幼馴染「そんな口、ボクだけじゃなくて全世界の女の子に存在しないよっ!」 男「マジで? ……どうやら参考にする文献を誤ったようだ」 幼馴染「どんな文献読んで……って、これ魔物図鑑じゃないの!」 男「女は魔物と言うし」 幼馴染「どしてそんなに馬鹿なの?」 幼馴染「なんだかんだで料理が完成したよ」 男「特製、幼馴染の涎入りチャーハンだな」 幼馴染「入れろって言われたから入れたの! 好きで入れたんじゃないの!」 男「じゃあお前は死ねって言われたら死ぬのか!?」 幼馴染「何の対抗心!? 小学生!?」 男「じゃあいただきます」ペコリ 幼馴染「テンションの落差についていけないよ……。 あ、おあがりなさい」 男「もぐもぐ」 幼馴染「ど、どう? まずい? まずいよね? まずかったら残していいからね? 後で私が食べちゃうから残しても大丈夫だよ?」 男「もぐもぐ。 んー……いつも食ってるチャーハンと味が変わらん。 本当に涎入れたのか?」 幼馴染「い、入れたよ! ぺっぺってしたもん!」 男「うわ、汚え」 幼馴染「二回目でも傷つくものは傷つくんだよっ!?」 男「ごちそうさま」ペコリ 幼馴染「はい、おそまつさま。 将来は力士になるンだと意気込んでいた幼馴染はどこへ行ってしまったんだ」 幼馴染「最初からどこにもいないよっ! メチャ女の子だよっ! 将来の夢はお嫁さんだよっ!」 男「まあ今はその夢はひとまず置いといて、俺の夢であるヤンデレを手伝ってくれ」 幼馴染「ううう……」 男「しょうがないのでガムテープを代用品に手首をぐるぐる巻きにされた」 幼馴染「だいじょぶ? きつくない? あ、服の上から巻いちゃったね……あとで弁償するね?」 男「俺が頼んだことなんだから弁償とかするな、ばか。 しょうがない、今すぐベッド買ってこい」 幼馴染「無茶苦茶だよぅっ!? うぅ……売ってるお店あったかなあ? いくらくらいするんだろ」 男「本当に買おうとするな、ばか。 冗談だ。 しょうがない、ひとまずそこの机と俺をガムテで繋ぐか」 幼馴染「あ、私がやるよ。 そして砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」 幼馴染「イチイチそういうことは言わなくていいよ。 ……でも、そなんだ。 動けないんだね?」ニヤア 男「ひぃ、幼馴染が突如ニャアと! 猫憑きか!」 幼馴染「ニヤア、だよ! ほくそ笑んだの!」 男「なんだ」 幼馴染「ありえない勘違いだよぉ……」 幼馴染「そーじゃなくてそーじゃなくて! 今は私のたーんなんだよ! 男は拘束されて動けないんだから、私の言うことをなんでも聞かなくちゃダメなんだからね? じゃないと、解放してあげないよ?」 男「ふむ、よいロールプレイだ。 元から素質があったのかもしれないね」 幼馴染「人がいっしょーけんめー怖がらせてるんだから、ちょっとは怯えてよ!」 男「まるで気づかなかった。 だ、だからどけとか言ったらダメだもん」ムギュー 男「い、いや、言いませんが。 そ、その、近くないですかね?」 幼馴染「……だ、抱きついてるから、そりゃ、ちょっとは近いもん」ムギュギュー 男「だ、大胆ですね」 幼馴染「だ、だいたーんすりーだからしょうがないもん」 男「ヤンデレと思いきや、ロボだったのか」 幼馴染「よそーがいです」 男「なんかちょい古いな」 幼馴染「テレビあんまり見ないもん。 体ねえ……お前とこうやってがっつり触れ合うなんて、ガキ以来だからなあ。 その頃から思えばでかくもなるだろ」 幼馴染「そだね、そだよね。 ……久しぶりだよね、こーやって触れ合うのなんて」 男「深夜になるとお前の家に忍び込み、寝てるお前にペロペロペロペロしてるから久しぶりでもないけどな、俺は」 幼馴染「変態ッ!?」 男「ばか、年頃の男性はみんなこんなもんだぞ?」 幼馴染「えっ、じゃあ、知らない間に私のファーストキス奪っちゃったの?」 男「気づいてないようですが冗談ですよ?」 男「それはそうとして、いつまで抱きついているのですか」 幼馴染「うぐ……い、いーの! 今の私はヤンデレさんだからずっとくっついてるの! 男が私のことを好きって言うまでずーっとこうなんだからねっ!」 男「好き」 幼馴染「ぴゃー!?」 男「なんて愉快な生き物だ。 もっと言ってやれ。 好き好き好き好き」 幼馴染「そっ、そそ、そんな言葉だけじゃいっこーに信じられないもん! も、もっと誠心誠意心を込めて言わないとダメだもん!」 男「誠心誠意と心を込めてって意味重なってませんか」 幼馴染「細かいことはどーでもいーのっ! いーから! ほら!」 男「分かったよ。 上手に媚びを売って隙を見て逃げ出す、というロールプレイなんだから、この程度のリップサービスは当然だ」 幼馴染「ちっともサービスされてないよ! 私が本当のヤンデレなら今頃惨殺ENDだよっ!」 男「好きとか適当言ってりゃなんでも許されるんじゃないんですか」 幼馴染「適当すぎるよぉ……男と付き合う人は大変だね。 ……わっ、私は幼馴染だから、男のことなんでも知ってるからっ、だいじょぶだけど!」 男「へー」 幼馴染「明らかに興味がない素振りだよぉ……」 幼馴染「じゃなくてじゃなくてぇ! 提案だよ、提案!」 男「はい」 幼馴染「あのね、男の手が使えないのは面白くないから、ガムテープでぐるぐるするのは手じゃなくて足にしない?」 男「それは名案だ。 でも、そうするとお前を足蹴にする大義名分がなくなっちゃうからなあ……うーむ、どしたものか」 幼馴染「この人ものすごく酷い!?」 男「まあ、難癖つけて足蹴にすりゃいいか。 よし、それじゃこのガムテを剥がしてくれ」 幼馴染「全部聞こえてるよ! 足蹴になんてしたら怒るよ!? いちおー剥がすけど!」ビリビリ 男「剥がすのか。 って、いていて! 俺の腕毛がガムテに奪われる」 幼馴染「こら、暴れるな! 言うほど生えてないんだから我慢する! ……はい、剥がしたよ」 男「おお、なんという開放感! あー楽しかった。 ぐーるぐーるぐーる……よし!」 男「これで俺の機動力は大幅にdown、全盛期のビルバインと並ぶとまで言われた鬼回避率も露と消えた」 幼馴染「またよく分かんないこと言ってるしぃ……とにかく、これで手は使えるようになったよね」 男「ん、ああ。 で、何すんだ? ラジオ体操第二? あの肩をいからせてウホウホするのが恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないが、それが望みか? なんという羞恥プレイ。 だが、命令とあらばやってやる!」 幼馴染「まったく頼んでないことを嬉々としてやろうとするなっ! ……え、えっと。 とりあえず、そこに寝て」 男「ああ、はい」 幼馴染「それで、よい、しょっと」ノシッ 男「ぅおおいっ! 寝る場所間違ってやしませんかお嬢さん!?」 幼馴染「ま、間違ってないもん! いっつもこの布団は薄くて背中痛いなーって思ってたもん! 人間肉布団だもん! 男はおっきいからその上に寝ても問題ないもん!」 男「いや、俺が大きいのではなくお前が小さいだけってお前何やってんだ」 幼馴染「ろ、ろーりんぐで敵の攻撃を回避。 任せろ、得意だ」 幼馴染「頭に決まってるだろ! なんでお尻をなでてくれなんて言うと思うんだよぉ!」 男「そりゃ頭より尻の方がなでた時に俺が楽しいからだろ」 幼馴染「楽しいとか知らないっ! 頭なでるのっ! 命令、めーれー! 断ったら包丁でぶすぶすーだよ!」 男「お、これは実にヤンデレらしい台詞。 ……いや待て、本当にそうか? 包丁=ヤンデレとは、あまりに記号的過ぎやしまいか? 俺はいつから人ではなく物に萌えていたんだ?」 幼馴染「そーゆーことは一人の時に考えろっ! 今は私をなでなでする時間なのっ!」 男「そうか。 どうぞ存分になでなでしていてください」 幼馴染「私が自分の頭なでてたらただの頭おかしい人じゃないのっ! 男が私の頭をなでるのっ! いーこいーこするのっ!」 男「どんどん幼児化が進むな。 いい傾向だ!」 幼馴染「喜ぶなっ! 止めろ!」 幼馴染「なんでもいーからなでるの! なーでーるーのっ!」ジタバタ 男「子供か。 暴れるな」 幼馴染「うるさいっ! 今の私の言うことは絶対なんだよ! 断ったりしたら痛い目見せちゃうからね!」 男「そりゃ怖いな。 しかし、なでる、か……」 幼馴染「な、なんだよ……い、嫌でもなでないとダメだかんねっ! なでないと解放したげないから! 嫌々でもなでなきゃダメだからね! で、でもそれを顔に出しちゃダメだよ!」 男「実は、もうボケの案が尽きちゃって。 モチみてえ」グニー 幼馴染「あぅぅ……監禁されてる人の行動じゃないよぅ」 男「それを言うなら、お前こそ。 深呼吸だ」 幼馴染「そ、そだね。 すーはーすーはー」 男「吸って吐いて吸って吐いて吐いて吐いて吐いて吐いて」 幼馴染「すーはーすーはーはーはーはーは……っ!? っぱあ! 無理だよ死ぬよ臨死体験だよ!」 男「最初から気づけ」 幼馴染「テンパってるんだからちょっとは気遣ってよ!」 男「なるほど。 分かった、任せろ」ムギュッ 幼馴染「ふわわわっ!? ふわ、ふわあ!? だ、抱っこ、抱っこ!?」 男「そして、よしよし」ナデナデ 幼馴染「こっ、このコンボは凶悪、凶悪だよぅ! 頭溶けるよ!」 男「あらかじめ手に塩をすり込んでおいた甲斐があるというものだな」 幼馴染「ナメクジじゃないっ! 全力で人だよっ! 折角の甘いムードも雲散むしょーだよっ!」 男「安心しろ、まだ俺の抱っこは続いている。 その気になれば、まだまだ甘いムードは継続可能だ」ナデナデ 幼馴染「じゃあ最初から余計なこと言わなきゃいいのにぃ……」 男「それは、どうせいつか死ぬから生きててもしょうがないと言っているようなもんだぞ」ナデナデ 幼馴染「極論すぎるよぉ。 ……あの、ところでさ?」 男「ん?」ナデナデ 幼馴染「……えへへ。 な、なんか近いね?」 男「飛び出すメガネをしてるからそう見えるだけだ。 ただの錯覚だ」ナデナデ 幼馴染「なんだか古いよ。 今ならすりーでぃーメガネだよ?」スリスリ 男「む。 自身の顔が高速振動させることにより、俺のなでなでを妨害するとは。 やるな、幼馴染!」 幼馴染「ちっともやってない! 頬ずりして甘えてるの! さりげなくやったつもりだったのに大失敗だよ!」 男「わはは。 んで、ちっとは落ち着いたか?」 幼馴染「へ?」 男「そして、これからは俺の楽しみだ」ムギュー 幼馴染「ふわっ!? ……え、え?」 男「ヤンデレ娘を抱っこっこ。 あー幸せ」 幼馴染「…………。 ……うぅぅぅぅーっ!」ギュー 男「頬をつねるな」 幼馴染「わざとだもん! わざとあーゆー言い方して私を悲しませた罰だもん! ちょっとは痛い思いしてもらわないと割に合わないもんっ!」ポロポロ 男「あーもー、こんなことで泣くな。 まったく、どこまで子供みたいなんだか」ナデナデ 幼馴染「子供じゃないもん……うぅぅ……」ズビー 男「鼻を垂らすな。 ティッシュティッシュ……ほれ、ちーん」 幼馴染「ふがふが……ちーん」 男「はい、よくできました」ナデナデ 幼馴染「全力で子供扱いだよ……ぐす。 あっ、ゴミ箱はそこだよ」 男「ん。 よし、飛んでけー」ポーイ 幼馴染「ぐすぐす……じゃ、次はなでなで」 男「ところで、そろそろヤンデレ成分が切れてきたので、何かやってもらえませんかね?」 幼馴染「なでなで……」 男「そんな悲しそうな声を出すな。 もっと病んだ感じでニヤーっと笑いながら言え」 幼馴染「うぅぅ……不安の方が大きくて笑ったりなんてできないよぉ」 男「断ったら殺す、いやむしろ何か喋る前に包丁を腹に突き立てる、くらいの意気込みで頑張れ」 幼馴染「怖いよっ! 男を殺すとか考えただけで泣いちゃうよ!」 男「うーむ……どーも向いてないみたいだなあ」 幼馴染「えっ」 男「キャストを誤ったか? 今からでも、他のやつに」 幼馴染「ヤ、ヤだっ。 捨てないで、捨てないでっ。 頑張るからっ、頑張るからっ」 男「お、おい」 幼馴染「もっと一生懸命やるからっ、本気でやるからっ。 だから、他の子とかヤだ、ヤだっ」 男「ちょっと落ち着けって」 幼馴染「ほ、他の子とこんなことするなら。 い、いっそ、私が、私がっ」 男「落ち着けと言っとるだろ」ペシッ 幼馴染「にゃっ! ……うー」 男「うなるな。 そもそも俺に他の女性の知り合いなんていないぞ」 幼馴染「へ? …………そなの?」 男「そなの。 知らなかったのか?」 幼馴染「だ、だったら最初っからそう言ってよ! ……うぅ、なんか変なこと言った気がする」 男「大丈夫、気のせいじゃない!」 幼馴染「笑顔で言わないでよ、ばかぁ!」 男「いやはや。 しかし……さっきのはよかった。 鬼気迫ってた。 ああいうのだよ、俺が望んでたのは! 正直身の危険を感じたぞ!」 幼馴染「さ、さっきのは……そ、その。 演技とかじゃないから。 盗られちゃうって、必死だったから」 男「どうやら開いてはいけない扉が少し開いたようですね」 幼馴染「う、うぅ〜……自分にあんな性質があったなんて、びっくりだよ」 男「だが、むしろ好都合! 開きかけてる扉をガンガン開きましょうね!」 幼馴染「ヤだっ! あんなコントロールできない状態ご免被るよっ! 自分でもちょっと怖かったもん!」 男「ばか、俺が一番怖いに決まってるだろ。 錯覚だもん。 そもそも、男が言い出したことなんだよ?」 男「『ヤンデレ化をコントロールする第一歩として、まずは俺を好きになること』……自分で言っておいてなんだが、よく受け入れたな」 幼馴染「しっ、仕方ないもん! この性質は危ないから、制御しなきゃだし。 誰にでもそーゆーこと言うんだから」 男「言うか、アホ。 ……えへへ。 最後の条件は既に達成済みだ」 幼馴染「へっ?」 おわり.

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男「ヤンデレっていいよな」 幼馴染「えっ?」: ヤンデレSSまとめ

ヤンデレssまとめ

善子「その開口一番ガチギレしてる感じ出すの止めない?」 花丸「図書室で一人、夕暮れ差し迫る穏やかな空気の中」 花丸「時折流れ込む心地いい風を感じながら、読書に時間を費やす文学少女の細やかな幸せを踏み躙ったくせに」 花丸「キレるなと?」ジロッ 善子「本を読むより楽しい話、したくない?」 花丸「本にも有害図書というものが存在するずら」 花丸「善子ちゃんの語る物語はまさにそれ。 分かるでしょ?」シッシッ 善子「………」 花丸「………」 善子「良いじゃない少しくらい!」 善子「毒も食らわば、万病の薬っていうでしょ」 花丸「どこの馬鹿の言葉ずらか」 花丸「あっ、目の前か」 善子「あのさ、もしかして親友だと思ってるのは私だけ?」 花丸「真実は時に残酷だよね」 善子「えっ」 花丸「………」 善子「ちょっ」 善子「猥談は友の言の葉って言うし!」 花丸「また適当言う……はぁ」 花丸「で? 今度はどこで頭を打ったの?」 善子「別にぶつけてないわよ」 善子「たださ……ほら、ダイヤって全然そういう感じしないでしょ?」 善子「どちらかと言えば、自分の方が悪いって考えそうっていうか」 善子「ヤンデレよりメンヘラ気質な感じがするっていうか」 善子「そこで、どうやったらヤンデレにできるのかなーって」 花丸「今のダイヤさんじゃ不満なの?」 善子「不満はないわよ。 不満は」 善子「けど、ヤンデレなダイヤって言うのも味がある感じしない?」 善子「もちろん実際にヤンデレにするつもりは毛頭ない」 善子「だからこそ、妄想大好き文学処女こと国木田花丸の力をですね」 花丸「その中途半端な口調で誤魔化せるとでも?」 善子「誤魔化す気はないし、事実でしょ」 花丸「別に妄想が好きなわけじゃないよ」 花丸「本を読むのが好きっていう人が、創作物……現実とは別の世界観」 花丸「二次元の世界に恋い焦がれ、日々妄執に囚われていると言うのは偏見も行き過ぎてるずら」 花丸「でも、その世界に自分がいられたとしたら。 鞠莉ちゃん」 花丸「別段、強いポジティブさがあるわけじゃないけど」 花丸「物事に対して明るく通そうとしていることが多い」 花丸「ああいう、覆い隠すタイプが俗にいうメンヘラになりやすい人だと、マルは思うずら」 善子「ん? なんで?」 善子「明るさで誤魔化すからメンヘラって、筋が通らなくない?」 花丸「例えば、サプライズが失敗したとする」 花丸「本来予定していた時間よりも早く鞠莉ちゃんが来てしまったから」 花丸「でも、鞠莉ちゃんは普段のデートの時も早く来る。 という前提が初めからあった」 花丸「それなのに、定刻通りのサプライズの用意をしていたから失敗した」 花丸「その時、鞠莉ちゃんは笑顔でなんていうと思う?」 善子「……ん~」 善子「気持ちだけでも嬉しい。 かしら?」 花丸「そうだね。 でも、目の前で相手が悲しそうな顔をしていたら、きっとこう思うはず」 花丸「自分が早く来ちゃったからいけないんだ。 って」 善子「……なるほど」 花丸「鞠莉ちゃんは優しい人だよ」 花丸「相手の失敗を責めるなんて、そんなに出来る人じゃないずら」 花丸「相手が悪いかもしれない。 でも、自分だって悪いかもしれない」 花丸「その時、どっちもどっちって考えることなく、自分の方に天秤が傾いてしまう人」 花丸「それこそ、メンヘラ気質があると言えると思う」 花丸「そこからヤンデレ気質というものを考えてみるずら」 花丸「一般的に、ヤンデレとメンヘラは噛みつくのは相手か自分かの違いしかない。 と言われてるよね」 花丸「なら、ヤンデレ気質はメンヘラ気質の反対……と言っても事はそう簡単じゃないけど」 花丸「あえてそう考えてみるずら」カキカキ 善子「メモとるの?」 花丸「書いたほうが分かりやすいし、まとめやすいから」 花丸「ダイヤさんをヤンデレにするにはまず、ダイヤさんには自分しかいないと依存する関係を作る」 花丸「例えば、黒澤家の重圧、それを包み込んであげられるのは自分だけ。 とかね」 花丸「そして、そのうえで徹底的に自分の心がダイヤさんに向いていることを示す」 花丸「自分にはダイヤさんしかいないし、ダイヤさんには自分しかいない」 花丸「その関係を作り出した時点で、メンヘラ気質が薄れる」 善子「メンヘラも依存してるからこそでしょ?」 善子「なのに、なんでメンヘラ気質が薄れるのよ」 花丸「自分には相手しかいないが、相手には自分以外にもいる」 花丸「その一方的な愛情が初めからできていると、相手の周囲よりも自分を見て貰おうとするからずら」 花丸「その気を引く行為が、一般的にあげられる自傷に至った時、メンヘラと言える」 花丸「ただ、相思相愛から一方的に相手が愛情を逸らすと」 花丸「自分は何もしていないのに、相手が目を逸らした。 となるずら」 花丸「自分に一切非が無い。 考えても出てくるのは相手の非。 でも、相手を信じたいと言う想いが強い」 花丸「そうなれば、必然的に矛先は相手を誑かした女に向かう」 花丸「それが強ければ、ヤンデレに昇華する」 花丸「話をまとめると、相思相愛の関係を作り、一方的に関係を断ち切る」 花丸「そして、その別れは自分でもダイヤさんでもなく、相手の女に非があると言う状況を作る」 花丸「そうすれば、ダイヤさんをヤンデレに出来る。 かもしれない」 花丸「正直、マルはそんなことするつもりはないし、したこともないし、したいとも思わない」 花丸「よって、これはあくまで仮説でしかないずら」 善子「なるほどね……依存関係を作って、裏切る」 善子「普通なら別れるだけで終わる話も、重圧から救ってくれる相手を捨てきれない依存を作れば」 善子「普通には終わらないってことか」 善子「……で、ちなみになんだけど」 善子「ヤンデレなダイヤがどんな感じかって話しできたりしない?」 花丸「回りくどいずらね」 花丸「どうせ、それが本題だったずら」 善子「まぁ、うん」 花丸「無理ずらね」 花丸「ダイヤさんにその片鱗が見られているならともかく、そうじゃない以上妄想するしかない」 花丸「仮説と違って、再現するほどの材料が足りない」 酷く落ち着いたダイヤの声色は氷のように冷たく、氷柱のように鋭い そのせいもあってか、善子は思わず息を飲んで、後退りしてしまう ダイヤは知らないはずだ。 ダイヤには気付かれてなんていないはずだ だって、ちゃんと後処理はしていたのだから。 と 善子はもしもの場合にと、用意していた言葉を慌てて引き出しから引っ張り出す 善子「そ、そりゃ、スキンシップ的に抱き着いてくるとか手を握ってくるとか」 善子「そういうことはあるでしょ」 善子「どうしたのよ。 制汗剤ですのね」 善子「っ……ほ、ほんと!」 善子「マリーってスキンシップきついじゃない?」 善子「だから、そう、匂いがついちゃったんじゃない?」 ダイヤ「服の中にも?」 善子「ひっ」 ダイヤの瞳に、光が感じられない 燃え盛る怒りのようなものはないのに、怒りに似た何かがふつふつと煮え立っているのを感じる その足が一歩進み出るたびに、一歩引きさがってしまう 怖いのではない、恐ろしいのだ 何一つ教えていない、知られないように鞠莉の助力で幾重にも手を打った なのに、すべて知られている。 そんな、得体のしれないものへの恐怖 ダイヤ「そんなに怯えないでください」 ダイヤ「善子さんに手を出すつもりはありませんから」 ダイヤ「鞠莉さんはすぐに甘えてきますし、なかなか突き放しがたい」 ダイヤ「一方で、善子さんは優しく甘い」 ダイヤ「過度な……そう、肉体と肉体の触れ合う肉欲にむしゃぶりつくような行為に勤しんでしまうことも拒めないでしょう」 善子「はっ、な、何言って」 ダイヤ「いえ、いえいえいえ」 ダイヤ「言わないでください。 言わずとも結構」 ダイヤ「善子さんの優しさ、わたくしは大好きです。 その温もりに、どれだけ心救われたことか」 ダイヤ「だから、愛しています。 例え、どこぞの売女を見捨てられずにその体を抱いてしまったとしても」 ダイヤ「しかし、いつもいつも用事で一緒に居られないのは寂しいんです。 分かってください」 善子「う、うん……わ、分かった。 キャンセルする。 約束を反故にするのは善子さんの優しい心が痛むでしょう」 ダイヤ「ですから考えたのです。 どうしたらいいのか。 どうしたら、わたくし達の心が痛まずに済むのか」 ダイヤは考えながら歩き、善子の傍を離れ 生徒会長の使う机の一番大きな引き出しを開ける 善子「っ」 変なにおいがした 生臭く、本能的に逃げ出したくなるような蒸された汚物のごとき悪臭 ダイヤ「そこで……」 善子「ひぃっ!?」 引き出しから何かを引っ張り出し、ダイヤは笑顔でそれを見せてきた 見慣れた金髪は赤黒く汚れている 綺麗な瞳は真っ黒に抉り取られ、笑みを浮かべていた唇は最期の凄惨さを叫ぶ それは、小原鞠莉の頭だ ダイヤ「あぁ、体は邪魔なので捨てました」 ダイヤ「体があるから抱くことを望むし、目があるから見られることを望む。 ですから、取り除きました」 ダイヤ「善子さんだって、優しいから見捨てられなかっただけで、鬱陶しいと思っていたでしょう?」 ダイヤ「だから、代わりにわたくしが手を打つことにしたんです」 ダイヤ「わたくしには善子さんしかいない、善子さんだけがいてくれればそれでいい」 ダイヤ「だから、善子さんを煩わせる売女を処分しよう。 と」 ダイヤ「本当なら、こんなものも捨てようかと思いましたが、善子さんと本日もお約束がある。 というので」 ダイヤ「仕方がなく、別れを告げる場を用意したんです」 ダイヤ「ですから、善子さん。 今日で鞠莉さんとは最後にしてくださいね?」 唆されたんじゃない、唆したのだ ダイヤがいるでしょと拒絶した鞠莉を抱いたのは、自分 なのに、それなのに ダイヤ「泣かないでください」 善子「っ」 ダイヤ「懇願を断つのは心苦しいことだと思います、痛みも伴うことでしょう」 ダイヤ「しかし、善子さん自身の幸せのためには致し方ないことなのです」 ダイヤ「鞠莉さんはきっと、別の方と幸せになれる日が来ます」 どの口が、それを言うのか それを言っても、ダイヤには届かないだろう ダイヤは鞠莉を殺した しかし、それはただの結果であって、たまたま石ころを蹴飛ばしてしまった程度のことでしかない 善子のためであれば、些細なことなのだ ダイヤ「善子さんとわたくしの時間を奪う売女は、もういません」 ダイヤ「ですから、また。 一緒に居ましょう?」 ダイヤ「お出かけして、一緒に家に帰って、一緒に入浴し、食事をし、そして……ふふふっ」 ダイヤ「鞠莉さんに奪われた時間を取り戻すとは言いませんが」 ダイヤ「少しくらい、我儘を聞いてくださいね?」 従うしかない 善子は絶対に逃げることは出来ないと諦め、頷く 向けられる微笑みには、眩いばかりの光があった.

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