石黒 智子 ブログ。 [ 石黒智子さん ]

暮らしの参考本|石黒智子さん「60代シンプル・シックな暮らし方」

石黒 智子 ブログ

子どもが独立して、夫婦ふたりの生活に。 仕事や暮らしのスタイルを今の年齢に合った形に変えようと思いつく……そんな人生の節目は、ふとした瞬間に訪れます。 これからの日々は「のんびり自分流に」と、暮らしや考え方を切り替える方も多いようです。 特に個性が際立つのが、日々の食卓。 そこで「暮らしとおしゃれの編集室」では、食まわりの仕事をする素敵な先輩方に、年を重ねた今、日々の食卓にどんな変化があったかをお聞きしてみました。 連載第3回は、エッセイストの石黒智子さんが登場。 新刊でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧くださいね。 ***** いいもの探しのスペシャリスト、工夫の名人、合理化の巧者……。 石黒智子さんにキャッチコピーをつけるなら、こんな言葉が浮かびます。 とにかく常に〝より快適で、ラクな暮らし〞を求め、頭と手をフル稼働。 トライ&エラーを繰り返してたどり着いた暮らしのアイデアを、新聞や雑誌などを通じて提案してきました。 家の中にあるすべてのものには、選ばれた理由があり、置き場所や用途に対してぴったり寸法が合っていて、きっちり役割が与えられています。 日々の道具は〝ただ、なんとなく〞選びがちですが、石黒さんの明快な暮らしには〝なんとなく〞は全くなさそうです。 そんな石黒さんですが、最近になって改めて、持ちものの見直しをしているといいます。 「子どもは独立して家を出て、介護も一段落。 今は夫婦ふたりの生活です。 今こそ、道具や暮らしの見直しをするのによい機会だと思ったのです」 これは、先を見据えたうえでの行動。 現在60代半ば。 50代の時と比べると体力の衰えを感じる今日この頃です。 何をするにも、以前より少し時間がかかり、気力も集中力も続かなくなったと感じています。 変えたことに慣れるのも大変だろうし」 そう考えた結果、今が自分の人生の中では一番、暮らしの更新がしやすい年齢なのだと思い至りました。 昨年はちょうど、1年間仕事を休むと決め、取材や執筆の予定のないゆとりの時間を手に入れていた時期。 それだったら今、いろいろなことを見直してみよう、そう石黒さんは考えました。 見直しの主戦場はやはり、暮らしのベースとなっている台所。 まずは、使用頻度がかなり高いコーヒーの道具を見直すことにしました。 何しろ、石黒さんは大のコーヒー党。 朝昼晩とコーヒーを飲み、生活のリズムを整えています。 「ハンドドリップで淹れていますが、思い切ってペーパーフィルターから、金属製のフィルターに変えました。 ペーパーフィルターは、特定のメーカーの製品に決めていて、どこででも買えるというわけではなかった。 そうすると、わざわざ買いに行かなくてはいけないし、買い忘れが生じることもあったのです」 これからの暮らしでは、ストックをなるべく持たないようにしていきたいと考えていました。 金属製のフィルターなら繰り返し使えるので経済的だし、ペーパーフィルターをセットしたり捨てたりするわずらわしさもありません。 コーヒーの味もほとんど変わらない、むしろおいしく感じられ、石黒さんの心にスイッチが入りました。 「今まで当たり前に使っていた道具や、していた行動も、見直す必要があるかもしれないと感じました。 そして、いろいろ見直した結果、ものごとがよりムーズになったんです。 快適になっぞという実感があり、ほかのことに『これはどう?』『あれは?』と、目がいくようになりました。 そして、鍋、グラス、布巾と、様々なものを刷新しました」 例えば、リネン、コットンと何回も見直しを繰り返してきた布巾。 今のベストはマイクロファイバーだといいます。 「乾きが早いし、油汚れがさっと落とせるのがいいですね。 今まではクレンザーなどを併用していたけれど、水拭きでOKなのもうれしいところです」 買う時にあれだけ検討をし、「これぞベスト」と自信を持って迎え入れていたものたちですが、そこが最終地点ではなかったのです。 より photo:杉能信介 text:鈴木麻子•

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石黒智子さん vol.1「60代の今こそと思い、台所で使う道具を見直し」

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まだまだきれいなもの、使えるものを捨てて、新しいものに買い替えるのには抵抗がある、そんな人がまわりにはたくさんいます。 でも時代は進み、道具はどんどん賢く、軽く、扱いやすくなっています。 これからの暮らしをラクにしてくれるものに出合ったら、それは運命だと前向きに考えればいいと思うんです。 「いつか使うかもしれないし……と取っておきがちですよね。 でも、新しいものが明らかにいいとなったら、前のものに戻ることはまずないと思いませんか?」 体調の変化、家族構成の変化。 変化した自分の状況に暮らしがぴったり沿うように、道具や暮らし方を進化させてしまえばラク。 これが、〝今が最高に快適〞を更新し続けている石黒さんの、人生を楽しく豊かにする方法です。 今の暮らしに合わせて、選び直したもの 紅茶はリーフからティーバッグに 「味や香りを楽しむならリーフのほうがいいって、長年思い込んでいました。 でも、今のティーバッグの紅茶はとてもおいしい。 リーフだと茶こしを用意しなくてはいけないし、洗うのも面倒。 それがなくなって、お茶の時間が気楽になりました」 オーブングローブは白色から赤色に 赤いアクリル製の軍手をオーブングローブに。 以前使っていた白から鮮やかな赤に変えたのは、台所での置き忘れや行方不明が軽減されると考えたから。 スムーズに着脱できるよう、入れ口のゴムを抜いてゆるゆるに。 鍋敷きとしても活躍する働き者。 グラスは厚手から薄手に 「今までは薄いと割れた時に怖くて、やや厚手のものを使っていました。 でもこの『木村硝子店』のグラスで飲んでみたら、味わいがストレートに伝わってきておいしい。 グラスでこんなに味が違うなんて! と驚きました。 底が浅いから洗うのもラク」 家電は単一機能のものに 来客の多い石黒家。 おいしいものを食べる集まりなら、友人にもどんどん台所を任せてしまうそう。 だから、初めての人でも簡単に使えるよう、電子レンジやオーブンなどの家電は、機能がごくごくシンプルなものを選んでいる。 より photo:杉能信介 text:鈴木麻子•

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暮らしの参考本|石黒智子さん「60代シンプル・シックな暮らし方」

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まだまだきれいなもの、使えるものを捨てて、新しいものに買い替えるのには抵抗がある、そんな人がまわりにはたくさんいます。 でも時代は進み、道具はどんどん賢く、軽く、扱いやすくなっています。 これからの暮らしをラクにしてくれるものに出合ったら、それは運命だと前向きに考えればいいと思うんです。 「いつか使うかもしれないし……と取っておきがちですよね。 でも、新しいものが明らかにいいとなったら、前のものに戻ることはまずないと思いませんか?」 体調の変化、家族構成の変化。 変化した自分の状況に暮らしがぴったり沿うように、道具や暮らし方を進化させてしまえばラク。 これが、〝今が最高に快適〞を更新し続けている石黒さんの、人生を楽しく豊かにする方法です。 今の暮らしに合わせて、選び直したもの 紅茶はリーフからティーバッグに 「味や香りを楽しむならリーフのほうがいいって、長年思い込んでいました。 でも、今のティーバッグの紅茶はとてもおいしい。 リーフだと茶こしを用意しなくてはいけないし、洗うのも面倒。 それがなくなって、お茶の時間が気楽になりました」 オーブングローブは白色から赤色に 赤いアクリル製の軍手をオーブングローブに。 以前使っていた白から鮮やかな赤に変えたのは、台所での置き忘れや行方不明が軽減されると考えたから。 スムーズに着脱できるよう、入れ口のゴムを抜いてゆるゆるに。 鍋敷きとしても活躍する働き者。 グラスは厚手から薄手に 「今までは薄いと割れた時に怖くて、やや厚手のものを使っていました。 でもこの『木村硝子店』のグラスで飲んでみたら、味わいがストレートに伝わってきておいしい。 グラスでこんなに味が違うなんて! と驚きました。 底が浅いから洗うのもラク」 家電は単一機能のものに 来客の多い石黒家。 おいしいものを食べる集まりなら、友人にもどんどん台所を任せてしまうそう。 だから、初めての人でも簡単に使えるよう、電子レンジやオーブンなどの家電は、機能がごくごくシンプルなものを選んでいる。 より photo:杉能信介 text:鈴木麻子•

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